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猫っ毛

この記事では『太い髪より傷みやすい猫っ毛の特徴と原因』を美容師が紹介していきたいと思います。

  • 猫っ毛は太い髪より傷みやすいの?
  • 傷みやすい猫っ毛の原因は改善できるの?
  • くせ毛と猫っ毛は何が違うの?

という内容をメインに紹介していきたいと思います。

パサ子
猫っ毛の髪質ってスタイルが柔らかい印象になるけど、傷みやすそうですよね?

美容師
猫っ毛の髪質で悩んでいる方はとても多くいます!原因や特徴を理解してキレイな髪になりましょう。

 

実は、髪質によってケアの方法が異なるのはご存知でしょうか?

日本人の多くは『太く』『硬い』髪質の方が多くいますが、近年細い髪質の『猫っ毛』で悩んでいる女性も多くいます。特に猫っ毛の髪質の方は「ボリュームがでない」「傷みやすい」「毛先が絡まりやすい」など悩みを抱えています。

 

つまり猫っ毛の髪質の原因や特徴を理解する事で正しいヘアケアを見つけることが出来ます。

パサ子
猫っ毛の髪質ってスタイルが柔らかい印象になるけど、傷みやすそうですよね?

美容師
太い髪より細い髪の方がたしかに絡まったり、傷みが出やすいデメリットがあります。今回は、美容師なりにの知識を生かして『猫っ毛の原因や特徴』を紹介していくので是非参考にしてみてください。

傷みやすい猫っ毛の特徴と原因とは?

美容師
まずは、猫っ毛の髪質の特徴を自分の髪と照らし合わせていきましょう!

傷みやすい猫っ毛の特徴

猫っ毛とは、「細毛」のこと言い、髪が細く動きやうねりが出やすい髪質のことです。

 

しかし、くせ毛みたいな広がりや縮れ・爆発したボリュームがでるわけでなく、ハリコシが少ない柔らかい髪質のことです。

 

日本人の平均的な髪の太さが下記になります。自分の髪の太さを計る事は難しいですが参考にしてください。もし、自分で判断できない場合は、友人の髪と比べてきたり美容師に相談する事で解決できますよ。

Memo
細い…0.05mm〜0.09mm
普通…0.10mm〜0.12mm
太い…0.13mm〜0.20mm

猫っ毛は『遺伝』と『生活習慣』が原因

猫っ毛の髪質の原因を解説していきます。

 

猫っ毛の多くの場合は、「遺伝による先天性」か「生活習慣による後天性」によってなります。猫っ毛の原因を理解する事で悩みを解決できる事が出来ます。

 

生まれつき細い猫っ毛は遺伝が原因

生まれつき髪が細い方は、『遺伝』が原因です。

 

個人差はありますが、親などの遺伝が大きく影響をしてきます。日本人の多くは太く硬い髪質ですが、時代の流れによって最近では細い髪質の方も多くいらっしゃいます。

 

遺伝の場合の対処法としては、生活習慣の乱れを改善する事やカラーなどのし過ぎを控える事で今以上に細い髪にならない事がとても大切です。

生活習慣の乱れや毛穴のつまりによる猫っ毛の原因

生活習慣による後天性の猫っ毛は、食生活や十分な睡眠・ストレスなどやホームケアによる毛穴のつまりが大きく影響しています。

 

数十年前に比べて、日本人の睡眠は減少し、食生活も変わってきました。動物性の脂質を多く摂取する事で、皮脂の分泌が過剰になってしまう事や過度なダイエットにより頭皮まで栄養が行き届かない事が後天性の猫っ毛の原因と言えます。

 

後、毎日しっかりシャンプーをしている方にも以外に毛穴はつまっている事があります。毛穴につまりがあると、栄養分が行き届かず健康な髪が生えてきません。毛穴のちゃんとした洗浄をしていないと、髪の歪みから細い髪が生え、ハリコシが少ない為うねりのある髪が生えてくるのでの猫っ毛の原因になるんです。

Memo
遺伝による猫っ毛は、今以上に髪を傷まないようにするケアが必要で、後天性の猫っ毛は、生活習慣の改善と日々のシャンプーケアの方法を見直すことが必要です。

猫っ毛とくせ毛は違う髪質

猫っ毛のうねりとくせ毛は似ていますが全く違う部類になります。

 

くせ毛の原因は、頭皮の毛穴の形状が直毛の方に比べて変形しているため、生えてくる段階で髪の形が歪みが出るのでクセが出てしまいます。直毛の髪の形は、キレイな円の形をしていますがくせ毛は楕円のような形で統一されていないのが特徴です。

 

くせ毛の髪の特徴
  • くせ毛は遺伝が多くの原因
  • 根元からクセが出る
  • 髪の形状が楕円もしくは統一されていない
  • 髪の太さは標準〜太い

 

しかし、猫っ毛の髪は、ハリコシの少ない髪は動きがつきやすく、水分が不足しているためパサツいたうねった髪が生えてきます。毛穴が詰まる事で、本来の太さの髪が生えてこず細い髪が押し出されるような形で生えてきます。

 

猫っ毛の髪の特徴
  • 根元からクセは出ない
  • 髪1本1本にハリコシが少ない
  • 髪の太さは細めが多い
  • 水分不足からパサつきやすい

 

上記の内容がくせ毛と猫っ毛の特徴の違いになります。似ている髪質ですが、美容師からの目線で見ると全く違う髪質なんです。

 

だからくせ毛のケア方法や対策では、猫っ毛の髪を改善は難しいとも言えます。

猫っ毛に縮毛矯正をしてもサラサラまっすぐな髪にならない

くせ毛をまっすぐしたい場合は縮毛矯正などが必要ですが、猫っ毛の場合は縮毛矯正をしても解決はしません。

 

猫っ毛のうねりをなくす為には、髪の内部の失ってしまいがちの栄養分を入れる事が望ましいので、美容院のトリートメントや水分不足を補うサロンシャンプーなどが1番効果的です。

Memo
くせ毛と勘違いしやすい猫っ毛の改善方法は、くせ毛の方法と違います。正しい猫っ毛のケア方法を実践する事でキレイな髪を手に入れる事は簡単です。
さらに、猫っ毛のうねった髪には、縮毛矯正は意味はありません。逆に傷んだ事によりよりパサつきが出て広がりやすくなる事もありますので美容院での施術は控えるようにしましょう。

猫っ毛は太い髪より傷みやすい理由

猫っ毛の細い髪質は、太い髪質に比べて傷みやすいです。

 

太い髪質に比べて、猫っ毛のような細い髪質は、キューティクルの量や髪内部にある水分を保つ為のコルテックス細胞などが少ないので髪自体に耐久性が弱いのが特徴です。

 

キューティクルが少ないと、カラーなどの薬剤の浸透力が早く傷みやすかったり、紫外線や乾燥による外的刺激も受けやすい髪質と言えます。

 

特にコルテックスが少ないと、髪の水分が不足しがちになるため乾燥した時期はとても絡まりやすく、枝毛や切れ毛の原因になりやすいので水分補修のあるアミノ酸シャンプーや流さないトリートメントでケアする事が必須になります。

Memo
しかし、猫っ毛でもキューティクルの形を維持している場合もあれば、傷みにくい髪質になる事が出来ます。猫っ毛の細い髪を守るためにも、髪質に合ったケア方法を実践し、ダメージから毛髪を守ってあげましょう。

傷んだ猫っ毛の髪は改善できる

傷んでしまった猫っ毛の髪を改善する事は可能です。

 

しかし、猫っ毛の髪はとてもデリケートな為間違ったケア方法をする事で、キレイな髪にならず逆に傷んでしまう事があります。

猫っ毛の髪質を改善する為には、以下の事を重点的にケアをする事で改善できます。

 

猫っ毛の髪を改善する方法
  • シャンプーを見直す
  • 美容院での施術を見直す
  • 生活習慣の見直す

 

簡単な事ではありますが、3つの内容を見直す事で、傷んだ猫っ毛の髪を改善する事が可能です。

 

髪質によってケアの方法が違うので、まずは自分の髪質が本当に猫っ毛の特徴と合っているのかを確かめた上でケアをしていきましょう。

 

猫っ毛のを太くする事は不可能!他の対策は?

ここまで原因や特徴について紹介しましたが、細い髪を太くすることは不可能です。

生活習慣による後天性の髪質であれば、ヘアサイクルの乱れを治す事で解決する事は出来ますが、4〜6年の生え変わりを待たなくてはいけません。

 

上記にもあるように、猫っ毛のような細い髪は傷みやすいということが悩みの原因ですが、髪内部の水分不足の解消やキューティクルを整える事で緩和させることができます。

 

つまり、細毛・猫っ毛のケアはとても大事という事です。

 

髪を太くするということはできませんが、ケアをすることによってダメージを受けにくい状態にする事が猫っ毛の対策をしてきれいな髪にしていきましょう。

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