この記事では縮毛矯正で傷んだ髪にオススメのシャンプーの種類と選び方を美容師が余すことなく紹介していきたいと思います。
- 縮毛矯正がすぐにとれる
- 縮毛矯正した後にしてはいけないことはある?
- 今更聞けない縮毛矯正の注意点は?
髪の毛のくせや、広がり、うねりでまとまらないなど髪の毛の悩みを解決してくれる縮毛矯正。日本人の7割がくせ毛と言われていますので、一度は縮毛矯正を経験した事がある方が多いと思います。
でも、縮毛矯正がすぐにとれたやうねりやクセが出た事はありませんか?実は、縮毛矯正を長く持たせる方法をしないとすぐにとれてしまう事もあるんです。
そこで今回は、お客様の立場になって縮毛矯正がすぐにとれず持ちを良くする方法を現役美容師が知識をまとめてみました。
出来るだけ多くの方に「縮毛矯正の知識」を身に付けてもらおうと思い用意したので是非参考にしてみてください。
縮毛矯正の持ちが悪い2つの理由
縮毛矯正は基本、かけたら半永久的に残ります。しかし、『縮毛がとれる』や『持ちが悪い』というケースは多くあります。
美容師が縮毛矯正がすぐに取れてしまう原因を解説します。
縮毛矯正の持ちの悪い理由は『美容師のミス』
1日〜1ヶ月で縮毛矯正が取れた場合は、『美容師のミス』が主な原因です。
美容師のミスの中にもいくつか理由はあり、薬剤の設定や放置時間・アイロンのかけ方が原因として多くあります。
美容院では、1週間前後なら技術保証があり、縮毛矯正をかけ直す事は出来ますので早くに気がつけばすぐに美容院に問い合わせる事がオススメです。その際、しっかりとサロントリートメントもお願いする事が大切です。(美容院によって無償でやってくれる場合もあります。)
しかし、1ヶ月でうねりやクセが出た場合は諦めるしかありません。クセは気になるかもしれませんが、1ヶ月しか経っていない髪に縮毛矯正をかける事は髪にリスクがあるのでシャンプーなどでケアをして次の縮毛矯正の時期まで待つ事がいいでしょう。
縮毛矯正の持ちが悪い理由は『髪が元々傷んでいた』
すぐにうねりが出る原因のもう1つは、『かける前から髪が傷んでる』事も原因であります。
縮毛矯正の薬剤は、髪の内部の結合を分離してから熱でクセを矯正します。しかし、髪が傷んでいる状態だと薬剤を浸透しきる前に薬剤を流さないと、切れ毛や枝毛、最悪ビビり毛や断毛する危険性もあるからです。
このような場合、美容師は縮毛矯正の持ちとビビリ毛どちらかを優先するかというと『ビビリ毛にならない事を優先』します。ビビリ毛を改善する事はかなり時間をかけることが予想されるからです。
つまり縮毛矯正をかける方は、事前に髪をケアしている状態で経験のある美容師にお願いする事がオススメといえます。
縮毛矯正を長く持たせる大前提の事は、『美容師選び』と『毎日のホームケア』が大切ですが他にも長持ちさせる事があります。
【縮毛矯正をする方は必見】長持ちさせるヘアケア方法
縮毛矯正は、カラーなどに比べたらダメージが強い施術だとお分かりになったと思いますが、縮毛矯正を長持ちさせる方法があります。
今更、美容師に質問しにくい事や守らなくてはいけない理由も含めて解説したい来ましょう。
縮毛矯正後は1日(24時間)後にシャンプーケアをする
美容院で縮毛矯正をした後に、美容師から施術後24時間(1日)はシャンプーしないことを進められますよね?
理由としては、美容院で縮毛矯正を終わった後はまだ完全に仕上がっていないんです。空気中の酸素を髪に自然酸化させる事で髪が本来の状態にまで戻ります。
自然酸化する前に、シャンプーする事で防がれるので24時間以内は避けるようにして下さい。
最近では、縮毛矯正に使われる薬剤も改良や進化し、当日シャンプーしても問題がない説明もありますが、縮毛矯正を長持ちさせるならば24時間空けていた方が得策と言えるでしょう。
24時間以内のシャンプーでクセが戻り、やり直しのケースはないわけではありませんし、やり直しをした場合は短い日数で縮毛矯正を2回するので髪のリスクにもなります。
夏や汗をかいた場合は湯シャンをしよう
梅雨や夏の時期は、湿気や汗で前髪がうねる事もあるので縮毛矯正をやりたいお客様は多くいらっしゃいます。
縮毛矯正後、24時間以内は髪が完全な状態でない為、シャンプーのような刺激を与えることはオススメで来ませんが、湯シャンや水洗いもなるべくしない事が理想です。
しかし、気温が高い夏や湿気でべとついた頭皮が気になる場合は、しっかりお湯で流すだけなどなるべく刺激を与えないように優しく洗うことしましょう。
顔を洗った時の前髪が濡れても大丈夫?
女性がメイクを落とす時に、洗顔で髪が濡れることは仕方ありません。縮毛矯正直後であってもメイク落としや洗顔時は、気を使ったとしても濡れてしまうことは避けられません。
しかし、濡れたままの状態にしている事は縮毛矯正の持続性には良くないのですぐに乾かすことが重要です。
縮毛矯正後は髪を縛る・結ぶのも1日(24時間)後が理想
縮毛矯正後に髪を結ぶやアレンジをする、コテで巻くなどもシャンプーと同じく1日(24時間)は見返るようにしましょう。
美容院から出る段階では、空気中の酸素とふれあうことでストレートに完璧に仕上がっていきます。そのため、施術直後に髪を結ぶ行為や耳にかける事も控えましょう。強く結んだ事で、結んだゴムの跡が残りやすくなってしまいます場合があります。
髪を結ばないといけない職場の方は、縮毛矯正をした翌日が24時間経過している事を確認してから結ぶか、連休などに美容院でお願いする事をオススメですね。
縮毛矯正直後に強く縛る・結ぶ・ピンで留める・エクステは跡がつく事もある
縮毛矯正が取れるとは別になりますが、強く結ぶ・縛る行為やピンで止める・エクステを付ける事はオススメをしません。
理由は、結び目やピンの跡、エクステを付けた跡が残る事があります。特にピンを使うセットやアレンジとエクステは跡がつくと髪が折れたり、切れる事がある危険性があります。
万が一、跡がついてその部分だけを治す事は無可能なほど難しく、リスクが高いので控えましょう。
縮毛矯正のケアはシャンプーとトリートメントでダメージケア
縮毛矯正後のご自宅でのホームケアを必ずしましょう。特にシャンプーとトリートメント、髪の乾かし方が重要になります。
効果を長持ちさせるうえでは、縮毛矯正と自分の髪質に合うシャンプーを使うことがオススメです。
縮毛矯正をした髪は、熱での傷みや薬剤から、髪の内部の『水分』のバランスが崩れやすくデリケートな髪になります。栄養成分が弱かったり、洗浄力が強すぎるシャンプーは、キューティクルをより剥がす事や、縮毛矯正の持続性を悪くする事があります。
特に、縮毛矯正のシャンプーとして『アミノ酸シャンプー』が1番オススメです。
アミノ酸系シャンプーは、髪と同じ成分が配合されていて、さらに洗浄緑が適度で低刺激です。縮毛矯正で傷んだデリケートな髪を優しく洗い上げることができます。
流さないトリートメントを付けてすぐにドライヤーで乾かす
シャンプー後はブラッシングを丁寧にした後に、時間を置かず髪を乾かすことが非常に重要です。
髪は濡れている時は、摩擦を起こしやすく一番傷みやすい状態ですので、自然乾燥やエアコンに当たる状態はできるだけ避けましょう。
手順としては、髪を優しくタオルドライし、優しくブラッシングをして整え、流さないトリートメントを毛先に付けてから乾かしましょう。流さないトリートメントで縮毛矯正した毛先を熱から保護してくれますのでとても大切なヘアケアです。
縮毛矯正を長く持たせる為には自宅のケアが大切
縮毛矯正を長持ちさせる為には、自宅のケアと縮毛矯正の直後だけ気をつける事で解決します。
「たったこんな事だけでも大丈夫なの?」と思う方もいると思いますが、簡単な事だけ実践すれば問題ありません。
しかし、文頭でも挙げましたが、傷んでいる状態で縮毛矯正をしても効果は持続しません。日頃のシャンプーとトリートメントのケアをする事が髪をキレイにする為の秘訣です。
縮毛矯正をしている髪や今後したいと思っている方は、毎日シャンプーとコンディショナーやトリートメントをすれば髪は健康な状態に保てます。特に、アミノ酸シャンプーは洗浄力が適度で、保湿やス分不足も補ってくれるので市販シャンプーよりコスパは高いですが、薄毛や頭皮トラブルなどに悩んでいる方にも最適です。
是非、縮毛矯正で傷んでいる髪をキレイにしたいと考えていましたら、下記の美容師が成分やコスパを厳選したシャンプーランキングを参考にしてシャンプーケアをしてみてください。
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