”頭皮改善”の効果
頭皮改善に期待できる代表的なトラブルをいくつまとめました。
- 頭皮のかゆみを和らげる
- 健康な髪になる
- 頭皮ニキビの緩和
- 脂漏性皮膚炎を改善
- 頭皮への負担も減らし薄毛や抜け毛を減らす
- 頭皮の血流がよくなる
- 髪の毛一本、一本が太く生えてくる
- 傷んだ髪が生まれ変わっていく
- 髪の乾燥で起きるウネリやふくらみなどが改善される
- 水分不足でおこるくせ毛がまとまるようになる
- 硬くなってしまった髪の毛を柔らかく導くことができる
- 髪質が整うので、サラサラ、ツヤツヤな髪の毛になってくる
この記事では『頭皮改善ガイド』と称して、頭皮環境を整える方法について紹介していきたいと思います。
年齢と共に変化していく髪の毛、その悩みの大きな原因に『頭皮環境の悪化』というものがあります。頭皮環境の悪化によって生まれる悩みは、頭皮だけのトラブルにとどまりません。髪の毛のくせや、広がり、ぱさつき、まとまらないなど、髪の毛先にまで問題を引き起こしてしまう原因を作ってしまっています。
そこで今回は、そんな頭皮環境の悪化を防ぐべく、『頭皮改善ガイド』を用意したので、頭皮や髪の毛のトラブルで思い当たる節がある方は是非参考にしてみてください。
この記事の目次
頭皮改善とは、その名の通り『頭皮の状態を改善して、髪の毛の悩みまで改善』していくことです。
具体的に改善していく頭皮や髪の毛の状態は
などがあげられます。
薄毛などの直接的な頭皮環境悪化の原因も含め、髪の毛の悩みなど間接的な頭皮環境悪化の原因も、頭皮に合わないヘアケアです。
本来の髪質や遺伝の影響もありますが、それ以上に間違ったヘアケアで頭皮環境を悪化させている方がとても多いです。
ですが頭皮の状態を良くするように正しくヘアケアすることで、頭皮環境も良くなり、徐々に頭皮、髪の毛の悩み改善していきます。
頭皮改善に期待できる代表的なトラブルをいくつまとめました。
これらは頭皮改善を行ったことにより、感じることの出来る効果の一例です。
肌の生まれ変わりにかかる時間がどれぐらいか知っていますか?
皮膚は何層にもなる細胞の層でできています。健康な肌にかかる期間は、健康な肌の方で大体28日ほどです。
年齢が上がるにつれて新陳代謝が悪くなりますと、この期間がもっと長くなってしまい大体50日ほどにもなると言われています。
髪は、以下の順番で生え変わっています。
健康な頭皮の方は、このヘアサイクルを正常な状態に保っているのです。
ですが、髪の毛や頭皮のトラブルに悩む人のヘアサイクルは「成長期」が極端に短い状態なんです。
成長期が短いとなると、成長しきる前に退行期に入るということになります。
成長途中の髪の毛は細くて短いので、髪のコシがなくなったり、弱々しくなり細毛になる、くせ毛になる、薄毛になりなボリュームがなくなるなどのトラブルに悩まされます。
もちろん正しく自宅で頭皮改善を行えば正常なヘアサイクルに戻れる可能性はあります。
しかし、頭皮改善の期間をヘアサイクルと肌の仕組みを考えると、どうしても半年はかかってしまうので、できるだけ早く頭皮環境を改善したいのであれば、頭皮環境を整えるための対策を徹底する必要があります。
髪を適切に管理し、『頭皮改善』を行えば、半永久的にキレイな状態を保つことができます。
髪の状態が安定してきたら、頭皮の環境も整ったサインです。
頭皮改善は、過度なヘアケアをするのではなく、できる限り自然に頭皮や髪をキレイにしていく事を大切が大切です。
もちろん髪に必要な栄養分を与えていく事、髪に不足している物を足していくことも必要ですが
ここからは『自宅で簡単にできる髪質改善の方法』を紹介していきます。大きく分けてポイントは5つです。
例え、3食きっちり摂って食欲的には満足していても、髪の毛の栄養成分としては不十分な場合があります。人間の身体は、食事などから摂取した栄養素を体内で1番必要とされる臓器などに優先的に送ってしまいます。
その為、頭皮へ送る栄養素は後回しにされてしまうのです。
頭皮トラブルを防ぎ且つ髪の毛を健康に維持する栄養素を積極的に摂る為にも、バランスの取れた食生活を心がけしょう。
髪や頭皮に特に必要とされている栄養分は次の3つです。
髪の毛の主成分であるタンパク質は髪の毛全体の約90%を占めています。そんなタンパク質のほとんどが、18種類ものアミノ酸が結合してできている「ケラチン」というタンパク質からできています。
じつは髪の毛に良いとされている、わかめやひじき、コンブなどの海藻類にはアミノ酸は少量しか含まれていないため、良質な栄養を与えるのには不十分です。
おすすめなのがアミノ酸を多く含む良質のタンパク質です。
私たち日本人は草食人種なので、植物性のタンパク質(大豆、豆腐など)が体質的に適しているといわれています。鶏肉、豚肉、牛肉、魚、卵などの動物性たタンパク質も悪くないのですが、無駄な脂肪が含まれていない魚介類が良いですね。
肉類を食べる場合は、最近ですと油分の少ないサラダチキンなどが、コンビニやスーパーなどが充実していて手に入りやすいのでおすすめです。
タンパク質を体のなかに取り込むためには、ビタミンも重要です。髪のためには、ビタミンA、B6、Eを積極的に摂取しましょう!
ニンジン、カボチャ、ホウレンソウなどの緑黄色野菜、ウナギ、牛乳、レバー。
イワシ、マグロ、サバなどの青魚、ニンニク。
アーモンドなどのナッツ類、ゴマ、玄米、オリーブオイル。
ピーマン、赤パプリカ、ブロッコリー、レモン。
※赤文字は特に効果的に摂取出来るのでオススメ!
3つ目はミネラル成分です。ミネラル成分は、髪の毛の構成部質であるタンパク質以外の残りの10%の役割を担っています。
ですので、タンパク質、ビタミンと一緒に摂取したいのがミネラルです。髪によいミネラルはヨウ素や亜鉛などで、健康な髪の毛を保つためには欠かせない栄養素です。
ヨウ素は海苔、昆布、わかめなどの海藻類。亜鉛は牡蠣、牛肉、レバー。
ミネラルウォーター、高齢ニンジン、アロエ。
生活習慣の乱れやストレスなどの理由で髪の毛や頭皮の環境は悪化てしまいます。そこで注意して欲しいポイントをあげます。
運動をして筋肉を動かすことで、血液の流れを良くしてくれます。筋肉を動かすことで血液を頭皮に送り込むことによって、栄養がしっかり頭皮や髪の毛にまで行きわたらせることが出来るようになります。逆に、運動不足は筋肉を固まらせてしまい、頭皮に血流が行きわたらないので頭皮トラブルの原因になります。
慢性的に運動不足の方は、一駅分歩いて帰宅してみたり、エレベーターを利用しないで階段を利用するようにしてみるなど、自分の出来る範囲の運動から行ってもいいでしょうし、特にオススメなのはストレッチです。
硬くなってしまった頭の筋肉をしっかりほぐして血行を促進させるためには、頭の筋肉だけでなく、周辺にある首や肩、背中の筋肉もほぐすのが効果的です。
実は睡眠も頭皮や髪の毛にとても関わりが深い要素です。
人間は寝ている間に、体の中で副交感神経の働きが活発になり全身の血管が拡張し、血液の流れが良くなる生き物です。
血液の循環が悪くなると………もうお分かりですよね?
さらに、夜の睡眠中は様々なホルモンが分泌され、脂肪を燃焼させたり、ホルモンの生成に使われるなど、血液中の脂肪分を代謝させることにも繋がるのです。このように睡眠は体にも頭皮にもいい影響しかありません。
寝不足は髪に良いことは一つもないので、適切な睡眠時間を心がけてみてください。
髪は濡れた状態が一番傷みやすいといわれている上に、髪を濡れたまま放置すると頭皮に菌が繁殖し、ニオイや頭皮のトラブルが起きやすくなります。
また、濡れた髪はキューティクルが開いた状態です。キューティクルが開いた状態で放置すると、髪内部の栄養分外に流出してしむのでパサつきやごわつきの原因になります。
このような髪のダメージやニオイなどのトラブルを防ぐためにも、バスタイム後は早めに髪を乾かすことが大切です。
気持ちはわかりますよ(笑)
面倒くさいと感じるかもしれませんが、その蓄積が2,3年後の毛先の表れてきます。未来へに投資だと思って、まずは、濡れたら乾かす習慣をつけてみてください!
また、吸水性のいい大きめのタオルを使うと、髪からしっかりと水分を吸収することができるので、ドライヤーの時間を短くすることができます!大きめのタオルで包み込み、マッサージするように頭全体を優しく拭きます。頭皮や髪を傷つけてしまうので、ゴシゴシ吹くのはNGです!
そして最後に洗い流さないトリートメントを塗ることでキューティクルを保護し、ドライヤーの熱から守ることができます。
ただし、洗い流さないトリートメントを頭皮につけてしまうと、ベタつきや毛穴詰まりの原因になります。頭皮にはつかないように注意し、髪の毛先~中間くらいまでまんべんなくなじませましょう。
頭皮のトラブルも、髪の毛のトラブルも、頭皮に合わないヘアケアが原因で起こる頭皮環境悪化です。
本来の髪質や遺伝の影響もありますが、それ以上に間違ったヘアケアで頭皮環境を悪化させている方がとても多いです。
シャンプーやトリートメントは、毎日使用するヘアケアアイテムですので、ブランドイメージなどで選ぶのではなく、含まれている成分を正しく理解した上で選ぶことが大切です。
頭皮の状態を良くするように正しくヘアケアすることで、頭皮環境も良くなり、徐々に頭皮、髪の毛の悩み改善していきます。
髪の洗い方と洗った後のヘアケアは頭皮と髪にとって最も重要です!
最初は面倒に感じるかもしれませんが、習慣になると意識していなくても自然とできるようになります。
髪の洗い方を1回気を付けるだけでは大きな変化に繋がりにくいですが、毎日意識して1年365回を2年3年と続けると、見違えるほどの変化になります。
以上が髪の毛を優しく洗う方法です。中でもポイントは
fa-checkすすぎや流しは、しっかりと
fa-checkシャンプーはゴシゴシ洗いすぎない
という点です。汚れや、シャンプー剤は髪や頭皮に残らないように、しっかり流さないとトラブルの原因にもなります。また、ついついゴシゴシ洗ってしまうのも頭皮を傷つけてしまうなどのトラブルの元です!
よく聞かれるのですが、髪をしっとりさせるためにトリートメントを髪に残すのはNGです。
トリートメントが髪に残ると頭皮トラブルの元となり、髪の毛にもべたつきが出るなど悪影響を与えます。
たまに、「トリートメントが効いている気がしない」と言って、サラっとした流さない方がいますが、これは本当に良くないです。フケやかゆみの原因にもなりますのでしっかり洗い流しましょう。
こちらも洗い流さないトリートメントを根元の方につけてしまうと、ベタベタした仕上がりになってしまうので、は髪の毛の中間から毛先メインにつけるようにしましょう。
ドライヤーを使う際の大切なポイントとしては、
fa-check10cm以上頭皮から離す
fa-check乾かしすぎないようにする
ことです。
お風呂の後など濡れたときは、髪と頭皮をしっかりと乾かす必要があります。ですが、ドライヤーが近すぎたり、乾かしすぎたりすると、それが原因で頭皮を過剰に乾燥させてしまい、頭皮トラブルに発展する可能性もあります。
頭皮がダメージしてしまうのは、髪の毛よりも危険です。簡単に回復出来ませんので、ダメージはできるだけ避けましょう。
頭皮がダメージを受けると、最悪の場合髪の毛自体が生えてこなくなる事も・・・ですので対策としては、温風で乾かした後に、冷風で冷やすようにしましょう。冷風機能はほとんどのドライヤーに付いていますので、仕上げに必ず冷やしましょう。冷風を使うと髪もツヤがでやすくなるのでおすすめです。
※ドライヤーの熱は温度が高いので注意
一般的に販売されているドライヤーの熱が何度ぐらいか知っていますか?
実は、100℃を超えるくらい熱いんです。
普段ドライヤーを使っていても、そんなに高温になっているような感じはないと思います。なぜ、そんなに高温にも関わらず熱いと感じないのか?髪の毛には神経が通っていないからなんです。なので、知らず知らずのうちに髪に高温の熱風を当て続けダメージしているというわけです。
髪の毛には神経がなく細胞は生きていないので、ダメージすると再生できないので注意が必要です。だからこそキューティクルというのは大切にしないといけません。
シャンプーの際に、シャンプーで泡立てた”泡”を使いマッサージをすると、頭皮改善により効果的です。
頭皮マッサージのは頭皮の血行を良くしてくれますので、お風呂の時間で余裕があれば取り組んでみてください。頭皮マッサージを自宅で簡単に行うために、覚えておいてもらたいポイントは3つです。
ツボは頭皮マッサージと合わせて行うことができる簡単な方法です。
ツボを押すことで、血行促進効果とリラックス効果と眼睛疲労の回復効果など様々な効果が期待できます。
なので、頭皮のマッサージをする際は
この2つのツボを押すようにしましょう。
頭部で出た老廃物は必ず首のリンパを通って流れてきますなので、リンパを流しておくことで、頭皮マッサージにより血行が促進された時に、老廃物が流れやすくなるのです。
そうすると顔がすっきりして小顔効果になったり、頭が軽くなったりします。
湯船に浸かることで血行が良くなるので非常に効果が期待できます。
ゆっくりとお風呂に入ることで血行が良くなり、筋肉に溜まった老廃物を綺麗にしたり、肩こりや腰痛、頭痛などの様々な症状も緩和できます。
体の芯から温まることが大切ですので、シャワーだけではなくなるべく湯船に浸かることをおすすめします!
ヘアケアアイテムの選び方はとても大切です。自分にあっていないヘアケアを使えば使うほど、頭皮や髪の毛には悪影響だということです。
特に重要なのは、「香りが好きだから、テレビで宣伝しているから、価格が安いから」などの理由でヘアケアアイテムを選んではいけないということ。気持ちはわかりますが、トラブルを起こしてしまってはコストも余計にかかってしまいます。
これからお伝えするポイントさえ守っていただければ、頭皮も髪の毛もいい状態に向かいます
頭皮環境を改善するシャンプー剤を選ぶ際に大切なポイントは以下の4つです。
代表的な洗浄成分は大きく4種類に分けることができます。
石油系界面活性剤を使用したシャンプーで、洗浄力が強い反面、髪の毛や頭皮にダメージを受ける恐れがあり、やや近年不人気傾向です。
天然成分を使用したものが多く頭皮には優しいのですが、アルカリ性で洗浄力が強く、髪の毛に適した洗浄成分とは言い難いです。
刺激性も弱く、安全性もかなり高いのですが、そのぶん洗浄力も弱く作られています。子供用のシャンプーに使われるくらいなので安全性は高いのですが、髪や頭皮に残りやすい性質を持っているので、ベタベタしたするという声が聞こえます。
名前の通り洗浄成分としてアミノ酸系の成分を使用したシャンプーのことで、適度な洗浄力と高い保湿力が特徴です。
この中で、頭皮に良い洗浄成分は、アミノ酸系洗浄成分です。洗浄成分が強すぎると、皮脂を根こそぎ取り除いてしまうので、頭皮が余計に皮脂を分泌させてしまいます。適度に皮脂がある状態が、頭皮環境の良い状態です。
爽快感があるからと言って洗浄成分が強すぎるシャンプーは選ばないようにしましょう。
おすすめはアミノ酸系シャンプーです!
シャンプーを購入する際に容器の裏面に記載されている成分の上から大体8番目までの成分を確認しアミノ酸系の成分で作られているか見てから購入しましょう!
天然成分・薬用成分などが本当にいいシャンプーには数多く配合されています。
天然成分は頭皮環境を整えたり、頭皮に潤いを与えてくれます。薬用成分は、フケやかゆみなどを抑えたりしてくれます。
どんな成分が育毛にいい成分なんですか?と美容師をしているとお客様から質問されることがあります。
育毛にいい成分とはズバリ!血行促進効果のある成分です!
髪は頭皮の毛細血管から栄養をもらって育っています。血行促進成分が毛細血管の血行を促進することで、髪にどんどん栄養が送られるためハリツヤのある元気な髪を育てることができます。また、頭皮の毛細血管が活発になることで頭皮にも栄養が送られるため、頭皮ケアにはもってこいなのです。具体的には下記のような成分が挙げられます。
シリコンを初めとした着色料・防腐剤のなどの添加物が配合されていないシャンプーが頭皮ケアにはおすすめです。これらの成分は毛髪・頭皮にとっては不要な成分でしかありません。
頭皮のために作られているスカルプシャンプーには、無添加のシャンプーも多いです。シャンプーを選ぶ際にチェックしてみてくださいね!
補修成分は髪の毛をキレイに保つための成分です。
それぞれ各商品ごとに特徴が違うので、どのような成分が、どれだけ配合されているかをしっかり見る必要があります。
補修成分は大雑把に次の6つに分類することができます
安くて有効成分が入っていても、配合量が少ない場合などあるのでしっかり見極められるようになりましょう。
トリートメント内のシリコン成分には
などが使われています。
ここで注意してほしいのが、『ノンシリコン』が絶対にいいという刷り込みです。
確かにシャンプーにおけるシリコンは「シャンプー時のきしみを防ぐ」潤滑剤としての目的で使用されているため、シリコンでサラサラのシャンプーを演出するのは問題ですが、トリートメントのシリコン成分は、髪の毛のキューティクルをコーティングすることで、すべりを良くして手ざわりを改善したり,光がきれいに反射されるようにして髪の毛のツヤを生んだりします。
シャンプーはノンシリコンが良いからといって、トリートメントも完全ノンシリコンが良いわけではないので注意してください。
どれくらいシリコンが入っているほうが良いのかは,髪の状態(ダメージ具合)によって異なります。
カラーもパーマもしておらず,アミノ酸系のシャンプーを使っているような人はほとんど髪のダメージはありません。そのためキューティクルがきちんと整っているので、シリコンでコーティングする必要はほとんどありません。
シリコン成分なしか、ちょっぴりシリコンが含まれている系のトリートメントが良いです。
カラーかパーマをしている髪の場合は、どうしてもダメージを受けているのでちょっぴりシリコンタイプのトリートメントがお勧めです。頻繁にカラーやパーマを繰り返している場合は、がっつりシリコンタイプのトリートメントがお勧めです。
その場合「すすぎが甘い」と重くなりすぎてしまうので注意が必要です。
もう一つ重要なポイントはシャンプーとの組み合わせです。
例えば「髪の毛に優しくしたいし、髪の毛をツヤツヤにしたい」からと思って、
アミノ酸シャンプー+シリコンがっつりのトリートメントにしてしまうと仕上がりはベタベタになっていきますし、
逆パターンでも同様で、せっかくイイトリートメントを使っても洗浄力の強いシャンプーを使ってしまっては全部流れてしまいます。
また、シャンプーだけアミノ酸系シャンプーの良いものを利用しても、トリートメントが安価ですと、シャンプーの効果を半減してしまいます。
シャンプーには洗浄という目的があり、トリートメントには保湿・補修という別々の目的があります。
それぞれその本来の目的が明確に打ち出されてあるもの同士を上手く組み合わせてあげることが、シャンプー、トリートメントの効果を最大限に発揮することにも繋がります。
頭皮環境を改善する上で、洗い流さないトリートメントを選ぶ際は『自分の状態や環境に合っているかどうか』が重要です。
乾燥しているのにサラッっとしたタイプや、頭皮の皮脂が多いのにべたつくようなものを選んでしまっては逆効果です。
『洗い流さないトリートメント』は一般的に【オイルタイプ】【ミルクタイプ】【クリームタイプ】などの種類によってテクスチャーごとに分類することが出来、それぞれ特徴が異なります。
ですので選び方としては、望む仕上がりの状態や、今の髪の悩みに合わせて選んでいくのが重要になります。
オイルタイプの特徴は髪の毛をしっかりコーティングしてくれる点です。
特にドライヤーやコテやアイロンを毎日使いして熱ダメージから保護してくれます。保湿性はそこまで強くないですが、熱や紫外線による髪の毛のダメージから髪の毛を保護してくれます。艶が出て、サラサラとした指通りになるのが特徴です。
髪の毛を保湿してくれつつ、保護もしてくれるのがこのミルクタイプです。
油分と水分がバランス良く配合されているので、乾燥やパサつきを防ぎつつダメージ修復効果もあります。
熱から髪を守ってくれる効果はあまり高くないので、ドライヤーやアイロン・コテなどの使用後の髪の毛に使いましょう。しっとりとまとまりのある質感になるのが特徴です。
クリームタイプより、保湿力に優れダメージ修復にも効果が期待できます。
高い保湿力に加え、水分・油分も補えるので、パサついたてまとまらない髪の毛を、しっかりまとめてくれます。
くせ毛などで悩み人にもおススメのタイプです。しっとりまとまりのある質感に仕上げてくれます。
ミストタイプの洗い流さないトリートメントは、保湿成分自体が溶けているので髪への浸透力が良く、しっかりダメージにアプローチしてくれます。
髪のダメージ補修として期待できます。
浸透が高い分コーティング効果は薄いので、ミストタイプとオイルタイプの併用をすることで、補修効果も得られ、コーティングも同時に得ることができます。この使い方はおすすめです。
ミストタイプ自体の質感は軽いつけ心地です。
頭皮グッズはマッサージと同様に、直接頭皮に刺激を与えてくれるので『頭皮環境が改善されたり、血行がよくなる』などの効果が期待できます。直接自分でマッサージを行うより、より効果的に行うことが出来るので、余裕があればこのような頭皮グッズを使うのも良いでしょう。
頭皮をきれいにするためのブラシというものが多いですが、基本的に毛穴の汚れを落とすためのものです。ですので、固めの強くできるものはできるだけ避けたほうがいいです。
頭皮を傷つけてしまう可能性もありますので、柔らかめのものを使うのがおすすめです。
頭皮マッサージをできるグッズに、ブラシ系以外にもマッサージ器タイプもあります。頭皮マッサージをする専用のものでブラシよりは、マッサージ器を使ったほうが効果も高い場合があります。
マッサージ器も種類によって大きな差があります。
手で持ってブラシが自動で動くタイプは、気持ちがいいですがブラシの先端が尖ったものだと、頭皮を痛めてしまう可能性がありますので注意しましょう!
ドライヤーも基本的には毎日使用するものです。毎日毛髪や頭皮に触れるので、ドライヤーの選び方には気をつけて、自分に合った良い物を選ぶようにしましょう。
ドライヤーの選び方のポイントは3つです。
髪がロングで多い人は、乾くのに時間がかかってしまうので強い風量のドライヤーを選ぶ方が良いです。
完全に乾かさないで髪の毛が半乾きの状態が髪にとって良くない環境です。バサバサ、まとまりの悪い髪質になってしまう大きな要因です。ですので強い風量のドライヤーを選ぶようにしましょう。
風量での選び方のポイントは、「1.3m3/分」以上のドライヤーを選ぶこと。
たいして大風量でもないのに「大風量ドライヤー」と書いてしまうことみありますす。このポイントを抑えてドライヤー選びをすると毎日のお手入れが楽になりますよ!
ドライヤーの風の温度は高いと髪を乾かしやすいですが、それ以上にデメリットがあります。
温度の高い風は髪や頭皮、に対するダメージが大きく、余分に水分を奪ってしまい『髪や頭皮の乾燥』を生み出してしまう原因になります。
『髪や頭皮の乾燥』は頭皮トラブルのあらゆる原因につながります。
ドライヤー後の乾燥は悪影響が強いので、ドライヤーを選ぶ際はあまり高温になりすぎない物を選びましょう。レビューを見て「風が熱い」などの評価があるものには注意が必要です。
ドライヤーは手頃な料金のものがベストです。
最近だとダイソンのドライヤーは「本当にいいなー」と感じましたが、正直1万円以上するドライヤーで「これイイ!」と思ったことは美容師をやっていてほとんどありません。
決して悪くはないのですが、価格以上の価値は感じないというのが本音です。
というのもドライヤーの良し悪しは値段では決まらないからです。多機能を売りにしている商品も多くみかけますが、科学的根拠がある商品はないです。
ドライヤーに必要なのはある程度の風量で十分だと思いますし、ドライヤーは消耗品なので買い替えが必要になります。ドライヤーの温度は使用頻度が高まると、上がってしまい、温度が高くなれば髪は焼けやすくなります。そうならないためにも、定期的に買い替えが必要です
風量が強くて、温度が低め。それでいて、値段が3000円〜4000円くらいのものが良いと思います。
ですので、3000円〜4000円程度で、風量が強くて、温度が低めのドライヤーがベストだと思います。
頭皮も、髪の毛も、正しい知識を方法もってケアすれば必ず改善されます。
本来、頭皮は健康であり、髪の毛はキレイな状態です。しかし、日々の生活習慣や、間違ったヘアケアが本来の状態の髪の毛から遠ざけて髪の毛の悩みを生んでしまっています。
あなたがもし、悩みを抱えているのであれば、その悩みを解決するのは『正しい知識を持つこと』と、『知識を生かして実行すること』です。正しい方法でケアしていけば悩みは必ず解決してきくはずです。
この『頭皮改善ガイド』があなたの悩みを解決する手助けになり、健康な頭皮や、きれいな髪の毛を取り戻すきっかけになりますように。
効果を実感するまでの期間は、髪質やダメージレベル、頭皮の状態にによって異るので一概には言えませんが、『大体このくらいの期間で頭皮環境に変化が見られる』という目安を紹介してきます。