この記事では『縮毛矯正で傷んだ髪にオススメのシャンプーの種類と選び方』を紹介していきたいと思います。
- 縮毛矯正で髪が傷んだ
- 縮毛矯正にオススメのシャンプーの選び方
- どんなシャンプーが縮毛矯正にオススメ?
髪の毛のくせや、広がり、うねりでまとまらないなど髪の毛の悩みを解決してくれる縮毛矯正。日本人の7割がくせ毛と言われていますので、一度は縮毛矯正を経験した事がある方が多いと思います。
でも、”縮毛矯正によって髪が傷んだ”というケースは珍しくなく悩んでいる方が多くいます。
実は、傷みやすい縮毛矯正のケアには毎日使うシャンプーがとても大切なんです。
そこで今回は、お客様の立場になって縮毛矯正で傷んでしまった髪をケアするシャンプーを種類別で現役美容師が知識をまとめてみました。
この記事の目次
縮毛矯正で傷んだ髪はシャンプーケアがコスパ◎
縮毛矯正というのは、くせ毛ををほぼ完全にまっすぐに固定・矯正する事を言います。
しかし、縮毛矯正はデリケートな髪を傷むリスクあり、ダメージのせいでパサツキが目立ちや指通りの悪さや枝毛が出てしまいキレイなサラサラのストレートヘアーに見えなくなってしまいます。
だからこそ、美容室以外の自宅でもホームケア、特にシャンプーがとても大切になります。
なぜ縮毛矯正した髪に良いシャンプーがオススメなのか?
縮毛矯正のリスクというのが、髪の内部と表面の傷みです。
縮毛矯正は、カラーとは違い薬剤と高温のアイロンの熱よって髪への負担はとても大きいものです。ケアをしない状態だと、深刻な傷み・ビビリ毛になったり、縮毛矯正の持ち、見た目にも影響が出てしまいます。
そこで縮毛矯正に必要なケアアイテムとして1番に大切になってくるがシャンプーです。
では、トリートメントではなく、シャンプーが1番大切なのかというと髪は毎日洗う事だからです。このシャンプー成分や効果次第で、将来の髪の毛の状態がどんどん変わってくると言っても過言ではありません。
シャンプーケアをしておく事で縮毛矯正の傷みを事前に防ぐ効果
実は、縮毛矯正を今かけていないけど、今後検討している方にもシャンプーケアは必要です。
シャンプーのケアを怠ってはいけないのは、そもそも縮毛矯正をかけている人だけが該当している訳でなく、パーマやカラーなどでも髪は傷みますし、間違ったドライヤーの使い方でもデリケートな髪には負担があります。
事前に自分に合うシャンプーケアをする事で、今後縮毛矯正やパーマなどをしたい時に傷みが軽減されたり、ビビリ毛のようなチリチリした毛先になるリスクなどに雲泥の差があります。
確かに効果が高い事や持続性があるので否定はしませんが、効果が長持ちするサロントリートメントは1回約5000円前後はします。しかし、毎日のシャンプーケアをする方がコスパは全然良く効果も期待できます。
サロントリートメントもオススメはしますが、シャンプーケアなら毎日栄養分を補修する事が出来るのでオススメです。
シャンプーで髪をケアを毎日する事でのメリットは、
- 毎日のケアで髪に負担をかけない
- 縮毛矯正やパーマなどでも髪が傷みにくくなる
- 高額なトリートメントをするよりコスパがいい
そのくらいシャンプーの効果は期待できるので必要不可欠なケア方法なんです。
シャンプーで縮毛矯正の効果が1カ月で落ちる?
縮毛矯正がシャンプーによって1ヶ月で取れるという事をお客様質問された事があります。
美容師として、多くの縮毛矯正を担当させて頂きましたが、シャンプーによって縮毛矯正はとれません!
一度縮毛矯正をかけた髪の毛は実は元に戻す事ができません。これはメリットでもありデメリットでもありますが縮毛矯正が1か月で落ちてしまう理由を解説します。
1カ月でうねりやクセが出たら美容院の失敗
新しく髪が生えてきた所を別に、1ヶ月で縮毛矯正が取れた場合は、『美容師のミス』です。
美容院では、1週間前後なら技術保証があり縮毛矯正をかけ直す事は出来ますが、1ヶ月でうねりやクセが出た場合は諦めるしかありません。しかし、1ヶ月しか経っていない髪に縮毛矯正をかける事は髪にリスクがあるので次縮毛矯正をかけるまでシャンプーなどでケアをしておきましょう。
縮毛矯正後すぐにシャンプーをしたら取れることはあるので注意
縮毛矯正をかけた方なら一度は聞いた事がある『24時間はシャンプーを控えてください』という美容師のアフターカウンセリング。
こちらの24時間を守る事で、縮毛矯正の持ちは変わってきます。しかし、夏や暑い日で汗をかいて気持悪いなどの理由でどうしても髪を洗いたい場合は、シャンプーをせず水洗いがオススメです。
理由としてはシャンプーの洗浄力が市販シャンプーや成分が良いシャンプーでも縮毛矯正を固定する薬剤を剥がしてします可能性があるからです。水洗いをした後、コンディショナーやトリートメントで保護した後すぐに乾かす事ですぐに取れるリスクを最小限に抑える事ができます。
市販シャンプーとサロン系シャンプーはどっちがオススメ?
市販のシャンプーは、コスパはとても良いのとどこでも購入が出来るメリットがあります。しかし、デメリットがあまりにもありすぎます。
それは、『洗浄力が強すぎる』事です。洗浄力が高い事は、泡立ての簡単さや洗い心地がいいのもありますが、縮毛矯正で髪の内部にダメージがある髪には強すぎて傷みが倍増するこの可能性もあります。
しかし、洗浄力が強い分保湿効果の高い成分が多いのも事実です。だからしっとりする事が期待できるので『市販シャンプー=しっとりするから髪にいい』と錯覚してしまうんです。
つまり、傷んだ髪に市販シャンプーを使う事で、髪の内部は傷んでいるのに外部だけキレイな状態になります。これは本来のキレイな髪とは全く違う髪なんです。
市販シャンプーのコーティング力は薬剤で傷みやすくなる
しっとりした成分を毎日使う事で、髪の内部は損傷しているのにコーティングが強いからしっとりしたと勘違いしている方が多くいます。
コーティングが強すぎると、カラーやパーマ・縮毛矯正などの薬剤が浸透を邪魔をし、美容院で髪をキレイにするはずが逆に傷む事になってします。
強すぎる商品は避け、適度なタイプのシャンプーを選ぶ事をオススメしています。しかし、美容院で販売している専売品でも、中には洗浄力が強いものをあります。成分の調べ方が分からない方は以下を参考にしてください。
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シリコンとノンシリコンシャンプーは縮毛矯正した髪にどっちが良い?
シリコンタイプのシャンプーは毛穴が詰まるなど悪いイメージもありますが、髪の毛の補修効果や熱の保護・摩擦を抑えるなどの効果もある為、縮毛矯正の髪には悪いとは思いません。しかも、最近ではノンシリコンと言いつつ、トリートメントには配合されていたり、類似しているものもあります。
しかし、上記の洗浄成分の質が良ければ、シリコンでもノンシリコンでもどちらでも縮毛矯正には安心して使えます。
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オーガニックやボタニカルシャンプーと縮毛矯正した髪の相性は?
美容師の答えとしては、オーガニックやボタニカルシャンプーは縮毛矯正にオススメはしません。さらに、オーガニックやボタニカルという言葉は髪に優しいというイメージで、選ぶと失敗しやすいため注意が必要です。
実はオーガニック、ボタニカルという定義は曖昧で、オーガニックやボタニカルなのに、少しの量が配合されているだけでも販売ができます。しかも洗浄力が強めの成分をメインに使っているシャンプーも多くあります。
アミノ酸系シャンプーと縮毛矯正の相性はいいの?
縮毛矯正のシャンプーとして『アミノ酸シャンプー』が1番オススメです。
アミノ酸系シャンプーは、髪と同じ成分が配合されていて、さらに洗浄緑が適度で低刺激です。縮毛矯正で傷んだデリケートな髪を優しく洗い上げることができます。
くせ毛や髪の毛の広がりの原因
くせ毛や縮毛矯正による、ダメージ毛には髪の水分不足が原因となって起こります。髪の水分不足は、髪に大切な成分のラチン・コラーゲン・たんぱく質の不足が元になっています。
アミノ酸シャンプーは、そのような水分不足を改善するためには、高濃度の有効成分が配合されている事が多いんです。
『アミノ酸系洗浄成分』と明記があっても、それぞれの商品によって配合されているアミノ酸洗浄成分の質が違います。
中にはアミノ酸洗浄成分よりも多くの洗浄成分が配合しており、いくらアミノ酸洗浄成分が入っていても、そのほかの洗浄成分が強すぎれば、結局は髪の毛や頭皮にダメージを与えてしまいます。
シャンプーの成分を把握する事でそのようなシャンプーを選ぶ事を防げますので安心してください。
美容師がオススメする縮毛矯正のケアはアミノ酸シャンプー
縮毛矯正のケアは難しいやなかなか改善されないという方も多いですが、実は簡単に出来ます。
縮毛矯正をしている髪や今後したいと思っている方は、毎日アミノ酸シャンプーとコンディショナーやトリートメントをすれば髪は健康な状態に保てます。アミノ酸シャンプーは洗浄力が適度なため、カラーやパーマをかけている方や薄毛や頭皮トラブルなどに悩んでいる方にも最適です。
是非、縮毛矯正で傷んでいる髪をキレイにしたいと考えていましたら、下記の美容師が成分やコスパを厳選したシャンプーランキングを参考にしてシャンプーケアをしてみてください。
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