この記事では『男性の正しいシャンプー方法』について解説していきます。
- シャンプーの正しい方法を知りたい
- スタイリング剤がとりきれない
- 頭皮にかゆみやフケが多い
- 地肌からニオイやベタつきが気になる
自分のシャンプー方法が合っていると思いますか?
毎日行っているシャンプーですが、”汚れが取りきれていない感じ”や”フケやかゆみが出る”などといった男性の悩みがあります。ついつい面倒くさがってシャンプーを適当にしてしまうとトラブルの原因になってしまいます。
「シャンプーはやり方一つ」しかないので頭皮や髪の毛への効果ががらりと変わります。
そこで今回のこの記事はシャンプーマイスターである私が”美容師が教える正しいシャンプー”の方法を解説します。是非参考にしてみてください。
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この記事の目次
間違ったシャンプー方法が頭皮トラブルの原因
美容師として多くのお客様を担当した経験から言うと、頭皮さえ清潔に保てていれば、きれいな髪の毛は十分に生えてます。
逆に言うと、頭皮環境が悪いといくら、髪の毛自体を清潔に保つよう努力しても健康な髪の毛は生えてきません。
では、頭皮環境が良くなくなるとどのようなトラブルになるかいくつか紹介していきます。
- かゆみ・フケ
- 薄毛
- 抜け毛
- ニキビ・炎症
- 毛が細くなる
など他にもありますが、男性がこのような症状が起きた場合悩みやストレスに直結してしまいます。
しかし、シャンプーの正しい手順やシャンプー自体を変える事で事前に頭皮トラブルを解消できます。
男性の間違ったシャンプー方法 〜その①〜ゴシゴシ洗う
9割以上の人は、満遍なく力を加えながらゴシゴシ洗っています。爪で洗うのは問題外な洗い方です。
確かに、爪などで洗う事でスッキリと汚れが取れた感じはしまうが、頭皮はかなり傷を負います。
誰も顔を洗う時に爪をたてないように、頭皮も顔と同じぐらいデリケートなので優しく触れるぐらいの力でも問題なくキレイに洗えます。
男性の間違ったシャンプー方法 〜その②〜2度洗い
男性は皮脂が多い事やスタイリング剤を付ける方も多いと思います。だから2回シャンプーをする事をでしっかりと汚れが取れる事は間違いありません。
しかし、この行為は間違った方法です。短期間にシャンプーを2回もする事で頭皮に必要な皮脂まで洗浄してしまいます。
どんなにオイリーな頭皮でも、皮脂をとりすぎると逆に皮脂を過剰に分泌しやすくなるのでよりベタつきやすくなります。
男性の間違ったシャンプー方法 〜その③〜シャンプー選び
シャンプーなんてどれも一緒!と思われがちですが、頭皮環境を整えるにはシャンプー選びも洗い方と同様大切です。
洗浄成分が強いシャンプーを使う事で、爽快感があるため一時的には洗った気になっていても髪や頭皮にとってはマイナスです。
高いシャンプーが絶対におすすめとは言いませんが、女性が使うような適度な洗浄力を持つシャンプーを使う事で髪の状態や、頭皮の状態に合わせてシャンプー選びをすることも重要です。
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男性の正しいシャンプーの手順
男性が行なう正しいシャンプーのやり方を順番に紹介していきます。
最初は慣れないうちはこんなに面倒なのかと感じると思いますが、コツさえ掴めばそんなに難しくありません。逆に今まで手を抜いていたかが頭皮環境がよくなった時に実感することでしょう!
予洗いで8割の汚れが取れる
まずはお湯だけで洗います。
このとき、多くの男性は髪が短い方が多いためさっと濡らす程度で済ませることが多いと思います。
予洗いはじっくり、1〜2分かけてシャワーで流して、毛髪と頭皮の汚れを洗い落とします。これだけで約8割の皮脂や汚れが取れてはしまいます。
お湯の温度はあまり熱いお湯は避け、38〜40度くらいが適温と言われています。あまり高い温度のお湯では頭皮の必要な油分まで流してしまいます。
- 1〜2分かけてしっかり頭皮を触りながら流す
- お湯の温度は”38〜40度”
スタイリング剤がついている場合はコンディショナーで乳化
スタイリング剤が付いているからといって2回のシャンプーは洗いすぎです。特に洗浄成分が高い市販のシャンプーだと、皮脂を取りすぎ逆に皮脂を異常に分泌します。
予洗いが終わってもベタつきを感じたら1プッシュぐらいのコンディショナーなどで毛先だけ付けてください。
スタイリング剤の油成分とコンディショナーの保湿成分が馴染み簡単に洗い流せます。
マッサージをしながら頭皮を洗う
シャンプーを手にとったら、手のひらで軽く泡立てるように伸ばした後洗います。シャンプーを頭に直接かけたりしないでくださいね!
予洗いですでに8割の汚れは落ちていますので少しの量でも泡立ちはとてもいいのでコスパがよくなります。
泡立てたシャンプーは、まず後頭部の生え際から付けていきます。徐々に耳後ろやこめかみなど広範囲に広げていきましょう。
ていねいにマッサージしながら洗うことでそれ頭皮の血行が良くなり、髪がふんわりと健康なボリュームを取り戻す可能性があります。
- シャンプーは適量で十分
- 直接頭につけるのではなく、手のひらでまず泡立て
- 頭頂部から洗う
- ゆっくりマッサージで血行改善
シャンプー泡の残しがないように流す
洗い終わったら、しっかりお湯を通して洗い流します。予洗いと同じように考えていいでしょう。
シャンプー剤が頭皮に残ると酸化し、においの原因になったり、毛穴が詰まることでくせ毛にもなりえます。新しい髪が育つのを阻害してしまうので、この「すすぎ」の工程も大事です!
- 予洗いと一緒ぐらい流す
- 頭頂部や耳後ろは流し残しをしやすい
コンディショナー・トリートメントで毛先を保湿
男性のコンディショナーやトリートメントの使用は絶対ではありません。
ただ、カラーやパーマなどをしている方や髪が長めならした方がいいです。カラーなどで毛先が傷んでいる場合は褪色防止やパーマの傷みを緩和してくれます。
ただ毛先のみにつけることが望ましいので、しっかり流してください。
- カラーやパーマしている方はしたほうがいい
- 頭皮にはつけないこと
ドライヤーでしっかり頭皮と髪を乾かす
シャンプーが一通り終わったら必ずドライヤーで乾かしましょう。
髪が短い分、自然乾燥で満足してしまいやすいですが頭皮のニオイの元である雑菌が繁殖しやすくなります。
タオルである程度水気を取ったら根元からドライヤーの風を当てて乾かしましょう。
- 自然乾燥はだめ
- すぐにドライヤーで頭皮を乾かす
以上が男性が行なう正しいシャンプー方法です。
しっかりと頭皮環境を整えるシャンプーをすることでトラブルや悩みを解決できます!
《頭皮ケアが大事!》男性もシャンプーを選ぶ時代
男性の正しいシャンプーの方法を解説してきました。
男性は女性よりも、シャンプーに対して適当になりがちで、結果抜け毛や薄毛などのトラブルになる可能性が高いです。
今回紹介したシャンプー方法に加え、いいシャンプーを使うことで環境が改善されます!是非、健康な頭皮にして好みのスタイリングを楽しみましょう!
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