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構成成分

この記事では『シャンプーの構成成分』について紹介していきたいと思います。

  • シャンプーってなにから出来てるの?
  • 体に良いシャンプーってどんなもの?
  • 髪に有効な成分ってどんなもの??

という内容をメインに紹介していきたいと思います。

シャンプーの基本的な目的は、髪の毛、頭皮、肌をきれいに保つことです。最近では健康志向やオーガニック志向の高まりもあり、良質なシャンプーを求める声も多くなっています。

そしてシャンプーには、様々な成分が入っています。全成分表示されているので確認できると思いますが、どのような効果があるのかまでは、分かりづらいですよね。

そこで今回はシャンプーの主な構成成分を紹介していますので、シャンプーの知識を少し深め、より自分にあったシャンプー探しの役に立てていきましょう。

 

パサ子
シャンプー選びって難しいから何を基準に選べばいいかわからないです………

美容師
実際にそういう方って非常に多いですよ!今回は、美容師でもある僕が”シャンプーの構成成分”についてまとめていきますね!

シャンプー剤の構成

美容師
先ほども紹介しましたが、シャンプーの主な目的は“洗う”ことです。

 

ですので、主な成分は洗浄成分になります。

でもこのご時世、使用感への要求も高まっていますので数多くの成分が配合されています。さらに、特徴を出すために配合されるものもあり益々増えます。

美容師
今回はそれを7つに分けました。多く入っている順に見ていきましょう。

全成分表示のところには表示名称がずらっと並んでいて驚かれると思います。どのような目的で配合されているのかみてみましょう。

 

シャンプーの主な構成成分
  • 洗浄成分
  • 保湿成分
  • ダメージケア成分
  • 香料
  • 着色料
  • 防腐剤

パサ子
一つずつ見ていきましょう。

 

①水

シャンプーに一番多く入ってるのが水です。精製水が使われます。シャンプーに含まれる成分を均一に溶かし込むための重要な要素です。

②洗浄成分

浄成分は「界面活性剤」とよばれています.

難しい名前ですが,簡単に言うと「頭皮や髪の毛の汚れを落としてくれる」ものです。代表的なものにはアニオン界面活性剤、両性界面活性剤などがあります。

最近は、この洗浄成分が強すぎるものは敬遠される傾向にあります。洗浄成分が強すぎるもの肌に刺激が強すぎるため、肌荒れや、頭皮トラブル、さらには髪の毛のトラブルにつながるとされています。

美容師
美容師さんが手荒れしてしまうのはこのようなことが原因なのですね!

③保湿成分

これを配合しないと、頭皮の脂を取り除き過ぎてしまう場合もあります。

シャンプー剤の洗浄力が強くても良くないのですが、保湿成分も同様に重要です。

乾燥をによる頭皮トラブルは多くの問題を引き起こしてしまいます。フケやかゆみ、症状が悪化すると抜け毛や薄毛の原因にもなります。そこで頭皮を保湿するための成分が含まれています。

美容師
医薬部外品に分類される薬用シャンプー剤では、フケやカユミを抑える成分や、育毛成分が配合されています。

 

④ダメージケア成分

髪の毛を保護してくれる成分は大きくわけて2つに分かれます。

1つは髪の内部にを補修してくれる成分です。髪の主な成分はタンパク質なので、髪と同じタンパク質系の成分が配合されます。例をあげると加水分解ケラチン、加水分解シルク、加水分解コムギタンパクなどです。

 

もう1つは、髪の表面をコーティング保護してくれる成分です。髪がギシギシにならないように指通りを良くしてくれます。代表的なものはシリコンですが、その他にもカチオンポリマー、タンパク質誘導体、ツバキ油、ホホバ油などがあります。

香料

シャンプーの香りです。香りで選ぶシャンプーも最近増えてきていますが、アレルギー体質の方は無香料が無難だと思います。

商品の特徴づけに主に使用されますが、香りを楽しみリラックス効果を得ることもできますのでご自分の体質、体調、好みに合わせて香りを楽しむこともできます。

 

 

着色料

着色料は、自然由来の「天然着色料」、科学的に合成された「合成着色料」に分けられます。

合成着色料の中でも特に注意が必要な着色料が「タール系色素」です。石油をもとにした成分から生成されている着色料ですが、皮膚トラブルやアレルギーを引き起こす可能性があるとされています。

美容師
成分表示に「赤色○号・黄色○号 」などの表記があれば要注意!

最近はこのような危険とされる着色料は減少傾向になっています。

⑦防腐剤

商品を保ち、腐敗させないようにする防腐成分です。パラベン、安息香酸、サリチル酸、フェノキシエタノールなど代表的なものですが、これらの成分は健康な人にとっては全く問題ありません。

アレルギーをお持ちのかたは避けたほうが無難ですので、防腐剤と定義されていなくても防腐効果のある成分(BG、ラウリン酸ポリグリセリル-10など)が入っているものを選ぶようにしましょう。

成分表の簡単な見方!最低限抑えておきたいポイント

美容師
ここからはシャンプーに記載されてある成分表の簡単な見方を紹介します。

n.成分表

成分表はこのように一見とっつきにくいように見えますが、もちろん全てを把握する必要はありません。

簡単に見分けることの出来るポイントを紹介していきます。

美容師
ポイントは以下の5つです。
成分表を見る際のポイント
  • 成分表では、配合量が多い順に記載される
  • たとえ0.1%であっても、配合されるすべての成分を記載しなければならない
  • アミノ酸系の記載があるか
  • 植物やハーブの記載があるか

 

成分表では、配合量が多い順に記載される

まず、1つめのポイントは、成分表が記載されている順番です。

 

成分表では、配合量が多い順に記載されます。

1番最初に書かれる成分の量が最も多く、1番最後に書かれる成分の量が最も少ない、ということになります。

たとえ0.1%であっても、配合されるすべての成分を記載しなければならない

次に押さえておきたいのが、たとえ配合したのが0.1%であっても配合されるすべての成分を記載しなければならないというルールがある点です。

美容師
こちらについては、薬機法で「全成分表示」が義務付けられています。

 

よりこだわって商品を選びたい方は、記載の順番にひとつづつ、成分をリサーチすると良いかもしれませんね。

アミノ酸系の記載があるか

 

もう1つ注目したいのが成分のなかに「アミノ酸系洗浄成分」の表記があるかどうかということ。アミノ酸シャンプーは、お肌に必要なうるおいを残しながら洗い上げることができるので、目印にしていただくと良いでしょう。

アミノ酸系界面活性剤

  • ココイルグルタミン酸Na
  • ココイルメチルアラニン酸Na
  • ココイルサルコシン酸Na など

 

私たちの素肌は弱酸性のため、アミノ酸シャンプーはお肌への負担が少ない優しい洗浄成分を使用しています。

植物やハーブの記載があるか

成分名に、植物やハーブの名前(ローズマリー葉油やティーツリー葉油、アボカド油など)が多いと、ナチュラル志向なシャンプーと判断することができるの参考にしてみてください。

シャンプーの構成成分まとめ

まとめ

美容師
ここまで少しマニアックな視点でシャンプーのことについて書いてきましたがいかがでしたでようか?

 

ここまでのことを簡単にまとめると

  • シャンプーの中で重要なのは洗浄成分!
  • 成分表をきちんと見れるようになるのがシャンプー選びの近道!
  • シャンプーの正しい知識を身に付けて、自分だけのシャンプーを見つけよう!

 

シャンプーについて知っているようで知らないことも多かったと思います。シャンプーには、汚れを落としてくれる界面活性剤以外にも、髪を補修する界面活性剤や安定化剤などが入っていますが重要なのは洗浄成分です。

髪に良い悪いというのはシャンプーの主成分が良いかどうかであって、CMやメディアの露出度で決まるわけではありません。

言葉に惑わされずにまず成分をしっかりと見極めるのが大事なんです!!!

結論:

シャンプー剤には、汚れを落としてくれる界面活性剤以外にも、髪を補修する界面活性剤や安定化剤などが入っている。

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