- ブラッシングって効果が本当にあるの?
- ブラッシングで髪が綺麗になるならケア方法が知りたい
- オススメのブラシの基準は?
髪や頭皮が健康な方はブラッシングを毎日のケアの1つとして行っています。髪や頭皮のケアアイテムを使っていても効果がなかなか実感出来ない方は、ブラッシングで効果を感じるかもしれません。
そこで今回は、ブラッシングをする事で7つのメリットや効果のある正しいやり方を美容師なりの知識を交えながら解説していきたいと思いますので参考にしてください。
- ブラッシングに興味がある方
- ブラッシングで髪と頭皮を改善したい方
- 簡単なケア方法を知りたい方
この記事の目次
”1日3回のブラッシング”で得られる7つの効果
もし下記の7つの内容がトラブルの悩みと感じていましたら、毎日のケアの1つとしてブラッシングを試してみることをオススメします。
ブラッシング効果① 頭皮の歪みを解消でまとまりやすい
ブラッシングの効果の1つ目として、『頭皮の歪み』を解消する事が出来ます。
実は頭皮の歪みの原因は、加齢と血行不良があります。年齢を重ねていく事に新陳代謝が悪くなり血行不良に陥りやすくなります。よく40代を境にこのような事が起きますが、10代20代でも血行不良の方は多くいらっしゃいます。
簡単なチェック方法としては、両手で頭皮が滑らかに動くかを確かめてください。スムーズに動かないもしくは動いた後軽く傷みが感じる方は血行不良の頭皮の状態です。
ここでポイント!
頭皮の歪みが原因で、髪のうねりや後天性のくせ毛のトラブルになります。ブラッシングをする事で頭皮の歪みを解消し、うねりやくせ毛からまとまりのある髪に育てる事ができます。
ブラッシング効果② 白髪になりにくい
白髪になる原因も、加齢と頭皮の色素細胞が原因になります。もちろん、遺伝なども原因としてありますが、10代の中高生や20代の若い方でも白髪に悩んでいる方は多くいます。
実は、黒髪も元々は『白髪』の状態から生えてきます。この事を知らない方は多かったのではないでしょうか?
毛球で形成された白髪が、メラニン色素で髪が黒く頭皮から生えてくる事が通常の髪の生え方になります。つまりこの『メラニン色素』のもとにあるメラノサイトは頭皮の血行不良で減少してしまうので白髪になりやすくなります。
ここでポイント!
若い方の白髪の原因として過度なダイエットがあげらことがあります。過度なダイエットは髪を形成する為の栄養分を十分に頭皮に送ることが出来ない、血行不良を招きます高校生でも白髪が生えてくる事もあるので適度な栄養管理も大切になります。
ブラッシング効果③ 髪に艶が出る
ブラッシングの効果の中で1番認知されている内容かもしれませんね。
ブラッシングをする事で、頭皮の皮脂を毛先まで行き届くようになるため、髪に潤いが出て艶のある髪になります。皮脂が毛先をコーティングするようになる為、流さないトリートメントの役割をしてくれます。
ブラッシング効果④ 切れ毛・抜け毛が減る
正しくは、抜け毛が他の髪の毛を巻き込まない事で切れ毛や抜け毛が減るというようになります。
シャンプー前や起きた後はどうしても髪の毛が絡まりやすい状態になります。ブラッシングを優しくする事で健康な髪の毛を巻き込まず切れ毛などを防いでくれます。
ブラッシング効果⑤ 血行促進で顔のたるみをリフトアップ
ブラッシングをする事で顔のたるみをなくし、リフトアップ効果もあります。
頭皮は顔の皮膚と繋がっているように、こめかみや生え際から頭の頂点である頭頂部に向かって頭皮を刺激する事でリフトアップ効果があります。
指でマッサージをしない分、手軽にできるし疲れない事から女性には是非ブラッシングを試してほしいと思います。
ここでポイント!
しわや顔のたるみは年齢とともに症状が出ます。ブラッシングの他にも、シャンプー中の血行促進を促す方法や美容院でのヘッドスパもリフトアップ効果が期待で来ます。
ブラッシング効果⑥ 髪の汚れが落ちる
ブラッシングで外からのホコリやスタイリング剤・花粉などの汚れが落ちます。
女性男性問わず、髪の毛は毎日100近く抜けると言われています。ブラッシングをする事で絡まった抜け毛の他にホコリやスタイリング剤などをとり、シャンプーなどで絡まりにくくする効果がブラッシングにはあります。
ブラッシング効果⑦ 頭皮改善で育毛効果
ブラッシングの中で1番効果のある血行促進ですが、頭皮環境を改善する事で健康な髪が生えてきやすい環境になります。
最近薄毛で悩んでいる方は、ブラッシングを正しくする事で育毛効果も期待が持てます。
襟足や耳後ろは薄くなりにくいため、生え際や頭頂部などを中心にブラッシングをする事がオススメです。
【現役美容師が教える】正しいブラッシングの方法
頭皮や髪を健康に保ち、血行促進を促してくれるブラッシングですが、梳かすだけでは正しいブラッシングの仕方とは言えません。
最初は絡まりやすい毛先からブラッシング
ブラシを通すときは必ず、毛先から始めましょう。
起きた後やシャンプー前にする事の多いブラッシングですが、寝ている時はベットや枕の摩擦から髪が絡まりやすく、外出した後は風や静電気などの外的刺激やホコリなどでも絡まりやすいからです。
毛先をまず力を入れずに梳かし、引っかかりがなくなったら徐々に頭皮付近からブラッシングする事で効果が期待できます。
生え際・こめかみからオールバックでブラッシング
頭皮付近の根元から毛先に引っかからずブラッシングが出来た後は、『生え際やこめかみ』から『頭頂部』に向かうようにブラッシングをしましょう。
この際、上記のメリットの1つでもある顔のリフトアップ効果をしながら、頭皮に刺激が加わります。
耳後ろ・襟足から前に向かってブラッシング
オールバックで生え際とこめかみからのブラッシングは出来ますが、耳後ろと襟足までは届きません。
後頭部近辺は、薄毛にはなりにくいですが、髪が密集している事から頭皮のニキビや皮脂の多さのフケなど頭皮トラブルが多い箇所になります。
力を入れすぎずに、後ろから頭頂部に向かうようにブラッシングをする事でトラブルを事前に防ぐ事が可能になります。
頭頂部に軽めに叩く事で薄毛を解消
ブラッシングは頭皮から髪を梳かすだけではなく、軽く頭皮を叩く事でも効果があり、頭皮の血行を活性化の効果もあり1番簡単な方法です。
間違った方法で悪化!ブラッシングの注意点
ブラッシングは美髪になる為にはとても必要で簡単なケア方法の1つですが、間違った方法をする事で、今よりひどい状況になる事もあります。
頭頂部に軽めに叩く事で薄毛を解消
ブラッシングは頭皮から髪を梳かすだけではなく、軽く頭皮を叩く事でも効果があり、頭皮の血行を活性化の効果もあり1番簡単な方法と聞いた事はありませんか?
しかし、この行為は間違ったブラッシングの方法です。
頭皮はとてもデリケートなものです。デリケートだからこそ髪が刺激を防ぐ為に存在します。
軽く指でマッサージをする程度なら大丈夫ですが、硬いブラシでやる事で逆に頭皮の炎症や悪化などのトラブルになるので気をつけましょう。
ブラッシングの強さは優しく頭皮に付く程度が理想
上記のように、頭皮はとてもデリケートな細胞です。
ブラッシングをする際は、極力ブラシに力を加えず、梳かす事が正しい使い方です。髪の毛量が多い方や絡まりやすい方は強くブラッシングをする傾向がありますが軽く頭皮に刺激がある程度で大丈夫です。
梳かすときはキューティクルに沿いながら行う事
ブラッシングは毛先から根元の方に梳かしてしまうと『逆毛』を起こし、逆に髪にダメージを負います。女性なら結婚式や成人式(望月)などのセットで逆毛を立てた後、髪がギシギシになった事はないでしょうか?
ブラッシングは基本、根元から毛先に向かうようにキューティクルに沿って梳かす事が正解です。
頭皮が荒れているやカラーをした日はしない事
毎日の習慣としてブラッシングをしていても、やらない方がいい日があります。それは、美容院でカラーなどをした日や炎症(ニキビや傷など)がある日はブラッシングを避けましょう。
炎症があるときは、悪化する恐れがありますのでひどい場合は皮膚科で処方する事がオススメです。
さらに、カラーリングは、基本頭皮にカラー剤を付ける事からその日は頭皮がよりデリケートな状態なのでシャンプーとブラッシングは控えるようにしましょう。
いつやるの?ブラッシングは1日3回合計5分で大丈夫!
たった3回で、しかも合計5分間で髪は綺麗に生まれ変わります。たった5分ならテレビを見ながらでも出来ますので是非やるタイミングを参考にしてください。
朝起きてスタイリング前にブラッシング
朝は寝ている間に、枕などの摩擦から髪は絡まりやすくなります。特に前日のシャンプー後しっかりと水分を飛ばし乾かしていないとより絡まりやすく、頭皮の炎症やカビなどのトラブルの原因になります。
朝のスタイリング前の『1分間』のブラッシングを行う事で、『抜け毛の除去』や『寝癖解消』『まとまりのある髪』『コテやアイロンのスタイリングのしやすさ』などのメリットがあります。
流さないトリートメントと併用で効果アップ
寝ている時は、以外に髪が乾燥をしやすい状態です。軽めにブラッシングをした後、流さないトリートメントを付け、さらに数回ブラッシングするだけで効果がアップします。
流さないトリートメントも手のひらから髪に伸ばしますが、付け方にムラが出来やすいためブラッシングをする事で1本1本に馴染み、外的刺激から保護してくれます。
さらに頭皮付近に流さないトリートメントを直接付けると、ベタッとした質感になりやすいですが、毛先に付けたものがブラッシングで薄く付くためベタッとした質感にはならないので、頭頂部の紫外線対策やカラーの褪色を防いでくれます。
シャンプーをする前にブラッシング
シャンプーをする前にブラッシングをする事で、ホコリや汚れを落とす事が出来るため、シャンプーの泡立ちが良くなります。シャンプー前は、重点的に『3分間』のブラッシングをしましょう。
頭皮の刺激にもなるのでシャンプー中のヘッドマッサージで血行促進や頭皮改善の効果も相乗効果でアップします。
シャンプーのコスパもよくなる
シャンプーの泡立ちが良くなると、シャンプーの量が減ります。必然的にシャンプーのコスパが良くなる計算になります。
髪と頭皮にオススメであるアミノ酸系のサロンシャンプーは、市販のものに比べたら成分はとても高水準ですが、コスパはあがります。しかし、ブラッシングをする事で、市販シャンプーより泡立ちにくいアミノ酸系シャンプーも簡単に泡立てる事ができるので少量でもケアが可能になります。
寝る前にブラッシングで血行促進効果大
就寝中は、髪が再生される時間でとても重要な時間です。寝る前に『1分間』のブラッシングで髪の育成に効果が期待できます。
さらに頭皮に軽めの刺激を与える事で、副交感神経に働き上質な睡眠効果の促進もあります。枕での摩擦も緩和され、次の日のブラッシングの楽さにも繋がります。
ブラッシングはキレイな髪になる為の日課にしよう
1日3回のブラッシングを合計5分間するだけで、髪と頭皮に良い影響を与えてくれます。
綺麗な髪と頭皮を手に入れる為には、他にも『シャンプーの選び方』や『血行促進できるシャンプー方法』『ドライヤーの使い方』など多くあり、併用しながらケアをする事でさらに効果が2倍3倍にもなります。
ブラッシングと相性が良いのがシャンプーとの組み合わせになりますが、まずは、歯磨きと同じように習慣化することで美しい髪を手に入れる事が出来ます。
とても簡単でコスパも良いオススメのケア方法がブラッシングなのでケアの一歩目として実践してみては以下かがでしょうか?