この記事では『シャンプーの正しい方法』について解説していきます。
- シャンプーの方法を知りたい
- 髪が抜けやすい
- 頭皮にかゆみがあり
- 地肌から脂っぽい臭いがする
あなたのシャンプーの方法はあっていますか?
毎日行っているシャンプーはついつい面倒くさがって”簡単に済ませたり”、”自分オリジナルのやり方”になりがち。「シャンプーはやり方一つ」で頭皮や髪の毛への効果ががらりと変わります。
そこで今回のこの記事はシャンプーマイスターである私が”美容師が教える正しいシャンプー”の方法を解説します。是非参考にしてみてください。
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シャンプーの基礎知識
シャンプーについて多くの方が
- 髪の毛の汚れをおとす
- 髪の毛をキレイにする
- スッキリする
このような目的のために、シャンプーを行っている方が多いと思います。
僕が思う本来のシャンプーの目的は『頭皮の汚れを落とすこと』です。頭皮さえ清潔に保てていれば、きれいな髪の毛は十分い生えてます。逆に言うと、頭皮環境が悪いといくら、髪の毛自体を清潔に保っても健康は髪の毛は生えてきません。
シャンプーの目的は”頭皮を清潔にすること”とういことを覚えておきましょう。
シャンプーについての間違った常識!その①~ゴシゴシ洗うのは×~
9割以上の人は、指の腹や爪でゴシゴシまんべんなくこすっているはずです。でも実は、 これが大きな問違い。
ゴシゴシ洗う行為は頭皮を傷つけます。爪で洗うのなんてもってのほかです!
誰も顔を洗う時に、指や爪でゴシゴシこすらないですよね?頭皮も肌と同じように優しく洗いましょう。
シャンプーについての間違った常識!その➁~1度洗いではなく2度洗い~
洗浄力の強いシャンプーを使っている人は、1度洗いですっきりした気分になることがあるかもしれませんが、シャンプーの基本は2度洗いです。
最初のシャンプーは、皮膚、汗、ほこりなどの、その日の汚れを落とすために行います。
そして2度目で、じっくり頭皮マッサージ。指先よりも手のひらを使いましょう。
シャンプーについての間違った常識!その③~お湯の温度は”ぬるま湯”くらいが適温~
熱いお湯の方がさっぱりとするというイメージがあると思うのですが、理想は38度~40度。40度を超えると頭皮が乾燥しやすくなりますし、何よりも頭皮に対して負担になります。
シャンプーについての間違った常識!その④~基本は1日1回~
できれば、夜にシャンプーしてあげるのがベストです。
髪が成長するための時間帯は、夜の22時〜深夜2時が一番活発です。その間はできるだけ、就寝する・清潔にしておく、ということがおすすめとなります。
シャンプーについての間違った常識!その⑤~シャンプー剤は”何でもいい”は大間違い~
何でもいいと思って安いシャンプーを選んでしまうと危険です。安いシャンプー成分は低品質のものが多いです。低品質ということは、髪にとっては、あなたが思っている以上にメリットは少ないと思ってください。爽快感があるため、一時的には洗った気になっていても髪や頭皮にとってはマイナスです。
決して『高いシャンプーがいい』ということではなく、ご自身の髪の状態や、頭皮の状態に合わせてシャンプー選びをすることが重要です。
正しいシャンプーの方法を美容師が紹介!
ここでのシャンプーのやり方は、キレイに洗髪してかつ髪への負担を減らすということに着眼しています。6つのポイントを紹介します。
- お風呂前のブラッシング
- シャンプー前のお湯すすぎ
- 泡立て
- 1回目のシャンプー
- 2回目のシャンプー
- しっかりすすぐ
お風呂前のブラッシング
ブラッシングをしてあげることで、髪のほつれをとり、同時に頭皮の皮脂汚れを浮き上がらせる効果があります。
使用するのはクッションブラシ。
名前の通りブラシにクッションがついたモノ。これで頭皮をマッサージしながら髪を根元から毛先にかけて優しくとかします。クッションブラシが無い場合は、目の粗いブラシでも髪に負担のないものを使いましょう。
- お風呂に入る前の「ブラッシング」を行う。
- クッションブラシを使う。
- クッションブラシが無い場合は、目の粗いブラシでも髪に負担のないものを使う。
シャンプー前のすすぎ
まずはお湯だけで洗います。このとき、さっと濡らす程度で済ませるのではなく、1〜2分かけてシャワーでしっかり流して、毛髪と頭皮の汚れを洗い落とします。
お湯の温度は、あまり熱いお湯は避けましょう。38〜40度くらいが適温と言われています。あまり高い温度のお湯では頭皮の必要な油分まで流してしまったり、髪のキューティクルにダメージを与えるとされています。
- 1〜2分かけてシャワーでしっかり流す
- お湯の温度は”38〜40度”
泡立て
お湯だけで洗い終わったあと、軽く水気を取ってからシャンプーを手に取ります。
シャンプーを手にとったら、まずは手のひらで軽く泡立てるように伸ばし、それから髪にまんべんなくつけて、洗います。シャンプーを頭に直接かけたりしないでくださいね!
ここでお伝えしたいのは「シャンプーは適量で」ということ!前の工程、お湯で洗うことをきちんとできていれば、じつはすでに8割の汚れは落ちています。ですから、シャンプーをやたらにたくさん使う必要はありません。
- シャンプーは適量
- 頭につけるのではなく、手のひらでまず泡立て
1回目のシャンプー
1回目のャンプーする時は、通常のシャンプーの半分以下の量でいいので、髪の毛全体に馴染ませて、軽く優しく洗ってあげましょう。事前に余分な”頭皮の皮脂”や、”髪についたほこりなど”をキレイにしてあげることが目的です。
- 半プッシュほど軽めのシャンプー
- 髪は指を通す程度
- 頭皮はもみ洗い
2回目のシャンプー
洗うときは、指の腹で頭皮全体をほぐすようにマッサージしながら泡立てます。爪を立てたり、強い力でゴシゴシするのは頭皮に良くありません。
頭皮の皮脂がきちんと洗えていないことにより皮脂は酸化し過酸化脂質となります。これが頭皮の臭いの原因や、症状を放置していると、薄毛や抜け毛の原因にもなります。
私たちの忙しい日常では適当にささっとこすって流して終わり……なんてことになってしまいがちですが、余裕のあるときは普段よりあと1分だけ長く、ていねいにマッサージしながら洗ってみてください。それだけでも頭皮の血行が良くなり、髪がふんわりと健康なボリュームを取り戻す可能性があります。
しっかりすすぐ
洗い終わったら、しっかりお湯を通して洗い流します。
「しっかりすすぐ」とはよく言われるけれども、果たして具体的にどのくらいやればいいのかというと、美容師さんは最低でも3分はかけるとのこと。それに対し、私達が自分でシャンプーをするとき、特に意識せずにいると1分も経たずに終わっていることがじつは多いのです。というわけで、「これで流せた」と思ってからもうひと流しするくらいで丁度いいと言えるでしょう。
シャンプー剤が頭皮に残ると皮脂とまざりあって酸化し、においの原因になったり、新しい髪が育つのを阻害してしまうそうです。健やかな頭皮を保つためにとても重要なのがこの「すすぎ」の工程なのですね。
髪の毛は優しくシャンプーしよう!
- 間違ったシャンプーの習慣を見直す
-
シャンプーの正しい方法を覚える
-
実際にやってみくことが重要!
正しいシャンプーは決して難しいものではありません。しかし、美容室でシャンプーをしてもらうのと自分自身でシャンプーをするのとでは、大きな差があるのも事実です。実際に自分でやってみると本当に正しい方法なのか不安になることもあるでしょうが、一つポイントをお伝えすると、
それは、「髪を優しく扱うということ」です。
それを意識していけば必ず髪の負担は減り、結果として髪はキレイになっていきますので、チャレンジしていきましょう。