今回のこの記事では『シリコンシャンプーのデメリットは「全て嘘?」』と称して、シリコンについての本当の効果を紹介していきたいと思います。
- シリコンって良くないって聞くけど悪い成分なの?
- シャンプーの選び方を教えて欲しい
という内容をメインに紹介していきたいと思います。
シャンプーの種類は、シリコンシャンプーやノンシリコン・アミノ酸・オーガニックなど様々なタイプが存在しますが、その中でもシリコンに対して「悪い・粗悪」なイメージを持っている女性が多い印象です。
では「シリコン配合」のシャンプーは、髪や頭皮に対して悪影響なのでしょうか?数あるシャンプーを使ってみて分かりやすく解説していきます。
この記事の目次
シリコンとは?
シリコンは、ケイ素と酸素と有機基からなる有機化合物です。
柔軟性や通気性も高く、熱や光に対して強い性質で、コンタクトレンズや化粧水などにも含まれています。よって人体にも影響がないことが証明されている安全な成分です。
簡単に説明すると、シリコンは頭皮を外的刺激である紫外線や乾燥から守り、髪の毛の手触りや指通りを良くしてくれるものです。
しかし一方で、シリコンが頭皮や髪に残ったりしてしまうと、頭皮の炎症や抜け毛などの悪影響の原因になるという悪いイメージがノンシリコンの普及からCMやメディアで取り上げられるようになってしまいました。
シリコンがシャンプーに配合された理由
シリコンが配合されるようになったのは、
シリコンが配合されている理由
- カラーやパーマの普及
- コテやアイロンなどの使用
- 髪の痛みに敏感になった
といった時代背景があると思います。
シリコンシャンプーの見分け方
シリコンがシャンプーに入っているのかという判別はとても簡単です。
シャンプーの商品自体の裏側や箱に成分表示を見れば誰でも調べられます。
シャンプーに入れられるシリコン剤は、ジメチコン・アモジメチコン・シクロメチコン・シクロペンタシロキサンなどです。
特にジメチコンはよく配合されている事で見かけます。
ここでポイント!
成分表示は配合量が多いほど最初に記載されているので、少なければ下に表示されます。
しかし、全体の0.1%以下しか配合されていない場合は順番がバラバラになっていますが、配合量が少ないのでそこまで影響はありません。
シリコン=悪いの噂は本当か?
シリコンはカラーやパーマに影響する
デジタルパーマが流行した頃、ある市販シャンプーがシリコンを配合したシャンプーが話題になりました。
実際、美容師からもシリコンが多く配合されすぎて、
fa-check「カラーが上手く入らない」
fa-check「パーマの薬液を邪魔をしてかからない」
というような口コミが多数ありました。
シリコンを配合する事で、まとまりやすい効果や外的刺激から守る効果がありますが、薬剤の浸透が悪い事から美容師からはシリコンシャンプーに関してお客様にオススメしないような事が広がりました。
実際は、メーカーからシリコンが残留しないという実験が行なわれましたが、悪いイメージが一瞬にして広がった経緯があります。
シリコンシャンプーは頭皮に詰まる
結論からですが、毛穴に詰まったりはありません。
完全にイメージから話が大きくなり、拡散した話でしょう。
毛穴のつまりは、基本「皮脂」や「スタイリング剤」などが原因で、頭皮をしっかりとシャンプーをし、流し残しがなければ詰まる事はありません。
しかし、シャンプーでなくコンディショナーやトリートメントで残留する事はあります。
効果を残したいという間違った知識や朝の忙しい時間から残ってしまったなどのケースはあります。
シリコン配合でニキビができる
シリコンは、安全な成分の為顔や背中にニキビができるなどはありません。
上記のような流し残しの原因はありますが、
シリコンには「親水性」と「撥水性」がありますがお湯で洗い流せます。
このようなイメージからシリコンが悪いという噂が、拡散してしまった経緯があります。
美容師がシリコン・ノンシリコンシャンプーが向いている方を解説
シリコンとノンシリコンのシャンプーは、市販でも多く販売しています。
では、自分の髪や頭皮などによってどのような方がオススメなのかを美容師が分かりやすく簡潔に解説していきます。
今、シャンプーで迷っている方は参考にして下さい。
シリコンシャンプーが向いている方の特徴
- ミディアム以上の長さの方
- カラーやパーマを良くする
- アイロンやコテの使用頻度が高い
- パサつきやまとまりがない
- ハイダメージやブリーチ毛
- くせ毛や髪が硬い
シリコンの働きにより、髪の指通りやしっとり感でまとまりのある髪になります。
キューティクルの損傷をコーティングする効果があるので、ハイダメージな方や熱を与える事が多い方にはシリコンシャンプーがオススメです。
ノンシリコンシャンプーが向いている方の特徴
- メンズ、ショートヘアの女性
- 軽い質感の髪が好きな人
- 薄毛やボリュームが欲しい人
- 頭皮のベタつきや乾燥で悩んでいる方
指通りやきしみなどを気にしなくてもいい男性やショートヘアの女性にはノンシリコンシャンプーはオススメです。
髪が軽い質感になるので、ヘアスタイルに動きもつけやすいのでトップのボリュームが気になる方にも効果があります。
また長く続ける意気込みがあるのであれば、頭皮環境の改善にもつながりますのでノンシリコンシャンプーを試してほしいと思います。
オーガニックやボタニカルといったシャンプーもほとんどがノンシリコンなのですが、トリートメントやコンディショナーにはシリコンやシリコンに似た成分が配合されている場合があるので注意が必要です。
シリコンシャンプーには、洗浄力の高く、しっとりする為頭皮環境に悩みのある方にはノンシリコンシャンプーが適性になります。
本当に良いシャンプーの判断は洗浄力とダメージケア成分が重要
シリコンが入っているからと言って、全てのシャンプーが悪いシャンとは限りません。
しかし、しっとりする効果のあるシリコンの為、市販のシャンプーは洗浄力が高く摩擦から髪を傷ませてしまう事もあります。
特に、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウムなどを配合しているシャンプーは、洗浄力が強く、頭皮の乾燥や、キューティクルにダメージを与えてしまいます。
おすすめのシリコン入りのシャンプーの条件は、
fa-check適切な洗浄成分
fa-check天然の成分を配合しているダメージケア
fa-checkコスパもよく継続できる
このようなダメージケアシャンプーがオススメです。
fa-arrow-circle-right『コスパと成分◎』美容師がおすすめする最強サロンシャンプーランキング!
たくさんのシャンプー&の中から厳選したものを紹介しています。ぜひこちらの記事をご覧ください!
シリコンのデメリットは「嘘」最適なシャンプーを見つけよう
一番大切なのは、シリコンの有無より、「適切な洗浄力」と「ダメージケア成分」です。
「毛穴が詰まる」や「髪に良くない」と言われているシリコンですが、そのようなデメリットはありません。
しかし、シリコンは安全ですが、髪の毛の手触りや指通りを改善する効果がありますが、シリコン自体に栄養はありません。
キレイな髪に導くには、自分に合ったダメージケアシャンプーを見つける事が大切ですね!