この記事ではラウレス硫酸系のシャンプーが良くない理由を美容師が解説していきます。
- ラウレス硫酸って良くないって聞くけどうなの?
- 硫酸系の界面活性剤ってどんなものがあるのか知りたい
- どんなシャンプーに硫酸系の界面活性剤が入っているか知りたい
- どんなシャンプーが髪の毛や頭皮に良いのか知りたい
ラウレス硫酸系のシャンプーは、近年、頭皮や髪の毛に悪影響を及ぼすと考えられ、『ラウレス硫酸=良くないシャンプー』という認識が高まっています。
そんなラウレス硫酸系が「なんで髪の毛や頭皮に良くなくて、硫酸系にどんな特徴があって、どんなシャンプーに硫酸系が入っているのか」ということを美容師なりにまとめていきたいと思います。
自分にあったシャンプーを見つけるには”シャンプーの特徴”と”自分の髪の毛の状態”を理解し、照らし合わせて自分にあっているか判断していく必要があります。
ヘアケア製品の知識を深めると、誰でも簡単に自分の髪の毛に合う商品を見つけることが出来ます。
実際にヘアケアの知識を深めたことで多くの方から「髪の毛の状態が良くなった!」「頭皮の状態が良くなった!」などのお声を聞くことが出来るようになりました。
自分に合ったシャンプーを見つけることで髪にまつわる多くの悩みを解決することが出来るようになります。
この記事の目次
ラウレス硫酸系が良くない理由って?
シャンプーは髪や頭皮についた「水で落ちない脂汚れ」を落とすために使用するのですが、その際に重要になってくるのが洗浄成分である「界面活性剤」という存在です。
界面活性剤は、髪に付いた脂汚れを水で洗い落してくれるようになります。
そしてこの界面活性剤の一部にラウレス硫酸なども含まれます。
何故このラウレス硫酸という成分が良くないとされているかと言うと、ラウレス硫酸などは洗浄力が強すぎるため、髪の毛の持つキューティクルや必要な油分をはがしてしまうことにあります。
と疑問が湧いてくるかと思いますが、『理由は安く作れて、洗えた気分を簡単に味わえるから』です。
もちろん国が認可しているものなので、ラウレス硫酸系のシャンプーを使ったからと言っていきなり頭皮や髪の毛に異常がでるわけではないですが、実際には安価で導入しやすい粗悪な成分という認識をしていても良いと思います。
このように最近は『ラウレス硫酸は良くない』という認識が広まっていて、メーカーも新商品では使うのを避ける傾向があります。
実際にはラウレス硫酸以外にも、ラウレス硫酸と同じような刺激性の強い成分というものが存在します。その代表的なものが、オレフィン(C14-16)スルホン酸Naなどと書かれているスルホン酸系です。
こちらもラウレス硫酸同様に注意が必要です。
「ラウレスフリー」とか「ラウレス硫酸Naフリー」と製品を紹介して、スルホン酸系を入れていることもあります。
刺激の強い界面活性剤を避けたい場合にはシャンプーの裏面を良く確認して、「どんな成分が入っているの」ということを確認するようにしましょう。
ここでポイント!
実際に使い続けると悪影響を体に及ぼすことがあるのも事実です。
美容師さんで手荒れしている人を見かけたことがありませんか?ひどいひとは肘あたりまで肌荒れの範囲が広がっていたりしますよね………美容師は一日何十回もシャンプーをすることがあります。一日一回のシャンプーではそこまで感じなくても、一日数十回のシャンプーを毎日繰り返した結果が、肌表面の乾燥による肌荒れです。
それくらいラウレス硫酸の刺激は強いということです。
ラウレス硫酸系などが入っている避けたいシャンプー一覧
シャンプーを一つ一つを確認して、どんな成分が入っているのかも確認するのも大変だと思うので簡単にまとめてみました。
ドラッグストアで売っているシャンプーのは、ほとんどラウレス硫酸などの刺激が強い成分が配合されています。
市販のシャンプーは大量販売するためにテレビCMを打つので、広告費に値段がかかって、成分にお金をかけられないからです。有名な女優さんがCMで綺麗な髪を披露しているからといって、市販のシャンプーを使っているわけではありません。
市販の中でも良くない成分が配合されているシャンプー一覧
製品名 | メインの洗浄成分 | ||
---|---|---|---|
PANTENE(パンテーン) | ラウレス硫酸アンモニウム | ||
LUX(ラックス) | ラウレス硫酸Na | ||
Dove | ラウレス硫酸Na | ||
ASIENCE(アジエンス) | ラウレス硫酸アンモニウム | ||
TSUBAKI | ラウレス硫酸Na | ||
Segreta(セグレタ) | ラウレス硫酸アンモニウム | ||
Essential(エッセンシャル) | ラウレス硫酸アンモニウム | ||
Curel(キュレル) | ラウレス硫酸Na | ||
H&S | ラウレス硫酸Na | ||
シーブリーズ | ラウレス硫酸Na | ||
トニック | ラウレス硫酸Na |
製品名 | メインの洗浄成分 | ||
---|---|---|---|
Dian(ダイアン) | ラウレス硫酸Na | ||
LUX・ルミニーク | ラウレス硫酸Na | ||
Clear, Clear man | ラウレス硫酸Na | ||
ロレアル エルセーブ | ラウレス硫酸Na | ||
ヘアレシピ | ラウレス硫酸Na | ||
MACHERIE(マシェリ) | ラウレス硫酸Na | ||
PRIOR(プリオール) | ラウレス硫酸Na | ||
メリット | ラウレス硫酸アンモニウム | ||
Je l’aime(ジュレーム) | オレフィン(C14-16)スルホン酸Na | ||
Rêveur(レヴール) | オレフィン(C14-16)スルホン酸Na |
市販でオススメのシャンプー一覧
- Botanist(ボタニスト)
- 一髪
- カウブランド 無添加シャンプー
- HIMAWARI
- Nature&Co
- LOVEST(ラベスト)
- ミノン
まとめ
ここまで、ラウレス硫酸系のシャンプーをおすすめしない理由と、ラウレス硫酸系の製品一覧、そしてドラッグストアで買えるおすすめシャンプーの紹介をしてきましたがどうでしたか?
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