この記事では『初めての縮毛矯正を失敗しない為の基礎知識』に関する情報を美容師が余すことなく紹介していきたいと思います。
- 髪のクセ・うねりを解決したい
- 縮毛矯正がオススメの美容院の探し方は?
- 縮毛矯正のメリット・デメリットは?
- 縮毛矯正をした後気をつけないといけない事は?
髪の毛のくせや、広がり、ぱさつき、まとまらないなど髪の毛の悩みを出し始めるとキリがありません。特にクセや広がり・まとまらない髪にオススメなのが、『縮毛矯正』です。
近年、縮毛矯正は美容院のメニューの中でも一般化してきましたが、あらかじめ美容院の探し方やケア方法など正しい知識を持っていたほうが、トラブルは事前に予防できます。
そこで今回は、お客様の立場になって初めての縮毛矯正をしようと考えている方の為に、失敗しない縮毛矯正の基礎知識を現役美容師が知識をまとめてみました。
出来るだけ多くの方に「縮毛矯正の知識」を身に付けてもらおうと『縮毛矯正ガイド』も用意したので是非参考にしてみてください。
この記事の目次
縮毛矯正とは
縮毛矯正とは、簡単に説明すると『薬剤』と『アイロン』でクセをサラサラストレートに改善する事を言います。髪がうれるや爆発してまとまらない、広がるなどの悩みを解決してくれるのでオススメの美容院のメニューです。
しかし、縮毛矯正の原理や仕組みは少し細かくあり、意外と答えられない美容師も多いと思います。仕組みの知識を知るだけで、髪の傷みが変わってきますので、縮毛矯正をするか迷っている方は参考にしてください。
縮毛矯正・ストレートパーマ・髪質改善の違い
縮毛矯正に似た施術メニューとして、『ストレートパーマ』や最近では『髪質改善トリートメント』があります。しかし、似ているメニューの中にたくさんの違いがあります。
違いの知識を持って、ツヤのあるサラサラストレートを手に入れましょう!
縮毛矯正の効果と向いている方
縮毛矯正は、薬剤と熱(アイロンやブラシ)を使いクセをストレートにしていきます。
一度縮毛矯正をした髪は、半永久的にクセを抑える事ができるメリットがあるので、強いクセや大きくうねってまとまりのない髪にはオススメです。しかし、熱での施術は、髪にダメージを与える事が多いため、カラーなどに比べたら傷みやすくなりますのでやり過ぎは注意が必要です。
縮毛矯正をかけた数ヶ月後には、新しく生えた髪はクセのある状態で生えてくるので、縮毛矯正をかけた毛先とかけていない根元の髪の差が強いとスタイルがまとまらなかったり、はねる原因にもなります。
- クセ・広がりを抑えたい
- 毎日のスタイリングを楽にしたい
- サラサラしたストレートにしたい
ストレートパーマの効果と向いている方
ストレートパーマは、縮毛矯正と違い熱(アイロン)での施術はしません。2つの薬剤を美容師が強さや種類の選択し、施術をしていきます。
縮毛矯正よりもストレートの持続性が弱く、前にかけたパーマをとりたい方やクセを少しだけおさまりを良くしたい方にオススメです。クセが強い方はまっすぐになりきらないので、クセを伸ばしたい方は縮毛矯正をする事が良いでしょう。
- パーマをとりたい
- 縮毛矯正よりボリューム感が欲しい
- 少しだけまとまりのある髪にしたい
髪質改善の効果と向いている方
髪質改善はテレビで放送された事で、最近の美容院で取り扱う所が増えてきています。
しかし、髪質改善とはクセをストレートにするという目的でなく、髪をキレイにするという施術になるので縮毛矯正のようにまっすぐにはなりませんのでオススメはしません。ただ、髪質改善+縮毛矯正という施術のコースなどがあるのでクセが気になるなら、美容院に問い合わせる事がいいでしょう。
- 髪の傷みが気になる
- 手触りや毎日のスタイリングを楽したい
縮毛矯正のメリット・デメリット
縮毛矯正には、メリットが多くありますが、もちろんデメリットもあります。初めて縮毛矯正をかける事を考えている方は参考にしてください。
メリット
縮毛矯正のメリットとして下記があります。
- くせ・うねり・広がりをストレートでまとまりのある髪になる
- ボリュームダウンさせる事ができる
- ザラザラした手触りが整い髪質が改善できる
- 縮毛矯正をした髪は半永久的に持続する
- 悩みを解決できてストレスフリーになる
様々なメリットがありますが、上記の5つが縮毛矯正のメリットとして挙げられます。
デメリット
縮毛矯正のデメリットには、下記があります。
- 髪にダメージ・傷みが出る
- 縮毛矯正後のパーマをかける事が難しい
- 柔らかいスタイルや短いスタイルがやりにくい
- 毛量のわりにボリュームダウンしすぎる
縮毛矯正は髪が傷みやすい
縮毛矯正は美容室の中でも髪に負担をかけ傷みやすいメニューです。そのため、美容師の技術や薬剤選定を間違えると髪にダメージが起こります。美容院に初めてご来店するお客様の中にも、他店の美容院で失敗された方や傷みが強く残っている方も珍しくありません。
縮毛矯正後のデジタルパーマはかかりにくい
縮毛矯正後のパーマスタイルも、今ではデジタルパーマでかける事もできます。しかし、パーマは毛先にかける事が多いので、縮毛矯正でダメージが出た髪にデジタルパーマをかける事は難しい技術です。もしパーマスタイルにしたいと思ったら、担当美容師にしっかりカウンセリングをしてもらう事がオススメです。
縮毛矯正は柔らかいスタイルやシュートスタイルが難しい
また、クセで悩んでいる方は、クセが広がりすぎない為に髪が長くするや毛量をすきすぎない方が多くいます。髪が長い方が、髪の重みでうねりにくい事から美容師もそのようにカットする事が多いですが、短いショートスタイルは縮毛矯正のかけ方やカット技術など美容師の力量によってスタイルの善し悪しが変わってきます。
縮毛矯正でボリュームダウンで薄毛に見える事もある
縮毛矯正は、ボリュームをダウンさせる事も目的の1つです。しかし、ボリュームがほしいところにも薬剤を付けますので、年齢が高くなりトップのボリュームが少なくなった40・50代には髪が少なくなったという事も感じられるでしょう。
このようなデメリットは、縮毛矯正の上手な美容院・美容師ならこれら個人個人に適切のカウンセリングから施術を開始するため、デメリットで悩むことはほとんどありません。
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【美容師が教える】初めて縮毛矯正する時の美容院の選び方
SNSやホームページで美容院の特徴を把握
美容師によっては、縮毛矯正に対する技術・知識・行程には差があるので、失敗や思っていた以上に傷んだという事は避けたいと女性なら特に思うはずです。
そこで、美容院や美容師を選ぶ為には、まずSNSやホームページでそのお店の特徴を把握する事が絶対に必要です。もちろんホットペッパービューティーやミニモのようなサイトを確認でも間違いはありません。
SNSやホームページ・サイトで、縮毛矯正を得意とする美容師を探すのは実は難しくはありません。
SNSなら、縮毛矯正ならサラサラしたストレートスタイルを投稿している方を見つけ、ホームページやサイトを確認すれば、値段や場所で選ぶ事ができます。口コミもサイトで見る事が可能なので、良い口コミと悪い・満足しなかった口コミを参考にして美容師を選びましょう。
カウンセリングを重視してくれる美容院はオススメ
初めての美容院でカウンセリングを重視しない美容院はオススメはしません。それは、カットやカラーでも同じ事が言えます。
縮毛矯正は一度かけたら、もとに戻す事に時間がかかるのでカウンセリングを重視したい事を事前に知らせる事も重要です。
いきなり、初めての美容院で縮毛矯正をかける事が不安なら、カットやカラーだけでも良いので気になる美容院で施術してもらう事も良いでしょう。お店の雰囲気やカット技術・縮毛矯正も今後検討しているなど、カットなどとは別の事を聞く事で美容師との相性も理解できるはずです。
安い美容院の縮毛矯正は傷みやすいの?
美容院の探している方でも『低価格の美容院』は髪に傷みやすいの?という質問もあります。
一美容師としてお答えできるのは、安い値段のカラーや縮毛矯正は美容院によって様々とか言えません。しかし、値段がお手頃の美容院でも、薬剤は豊富で傷みにくいのも扱っている所もありますが、予約を断らない美容院はいく事をオススメで来ません。
理由として、お客様を断らない=複数のお客様を担当する事になるので薬剤の浸透し過ぎや技術のムラがある可能性は否定できないからです。
初めての美容院で縮毛矯正をしたいと思っている方は是非、美容院の探し方として参考にしてもらえたらと思います。