- 頭皮ががゆい
- 頭皮が乾燥する
- 頭皮に良いシャンプーの情報が知りたい
頭皮のかゆみには、多くの原因があります。製薬会社などからかゆみ止めの薬が多く発売されていることからも、それだけたくさんの人が苦しんでいるということです。最近、あなたも頭皮もかゆくなったりしていませんか?
実際に美容室に来店するお客様の中で、女性も男性も年配の方までも、頭皮のかゆみが非常に増えています。
そこで今回は『頭皮がかゆい原因』を美容師なりの知識を交えながら紹介していきます。
- 頭皮の血行が悪い方
- 頭皮がかゆい方
- 改善策を探している方
この記事の目次
頭皮のかゆみの原因
一般的には頭皮の乾燥がかゆみの主な原因と考えられますが、その原因は実は様々です。ここでは考えられる原因を挙げてみます。
- 年齢
- 食生活
- 生活環境
- 気温
- 化学物質過敏症
- 急に血液循環がよくなった
- 不潔にしているとき
- 環境ホルモンの影響
- 嗜好品の関係
- 細菌感染
などなど、挙げればキリがないのですが、お客様でかゆみを訴えられる方に美容師としてまず一番にアドバイスするのは、『シャンプーの変更』です。
もちろんシャンプーの問題が全てではないのですが、多くの方がシャンプーについて知識が不足している感じますし、なんとなくシャンプーを選んでいる傾向にあります。
シャンプーが頭皮に与える影響
基本的には、いつも頭皮を清潔にしていれば、かゆみはまず起こりません、なのでシャンプーしてすぐにかゆみが出るようであれば、シャンプーに何か問題があると思わなくてはなりません。
シャンプーが何故頭皮のかゆみを生みだしてしまうのか、ということを紐解いていくにはまずシャンプーがどういうものなのかということを理解しなくてはいけません。
シャンプーの役割
まず、皮膚のタイプは4タイプがあります。
- 乾性
- 脂性
- 敏感肌
- 普通肌
自分の皮膚のタイプに合わないシャンプー剤を使っていると、 シャンプーの後にかゆみの出ることがあります。皮膚のタイプに合ったシャンプー剤を使っているとしても、頭皮に何らかのトラブルを抱えていたりする場合もあります。
シャンプー剤によって、頭皮が刺激され、 かゆみを引き起こすことになるのです。
ここで重要なのは、頭皮の状態が悪いのにも関わらず「香りが好きだから、テレビで宣伝しているから、価格が安いから」などの理由でシャンプー剤を選んではいけないということ。気持ちはわかりますが、頭皮のトラブルを起こしてしまってはコストも余計にかかってしまいます。
シャンプーの役割はあなたの頭皮清潔に保つことです。
頭皮が適正な状態にあれば、かゆみなどの頭皮トラブルも防げますし、生えてくる髪の毛も、活き活きとした状態になります。
あなたに適したシャンプー剤を選ぶことは、とても大切なことです。
あなたの頭皮に使ってはいけないシャンプーとは?
では、実際に自分の頭皮に合っていないシャンプーとはどういうものなのかというと………
そのカギは「シャンプー剤の洗浄成分」あります。自分の頭皮に合っていない洗浄成分のシャンプーを使用をしていると、頭皮のかゆみをはじめ、頭皮のトラブルに悩まされることになります。
ほとんどの方が適さない『洗浄力が強いシャンプー』
洗浄力が強いシャンプーは、あなたの大事な頭皮の皮脂を必要以上に取り除いてしまいます。その結果がどうかというと、皮脂が足りなくなってしまったと感じた頭皮が、さらに多くの皮脂を分泌させてしまいます。
そして、さらに強力なシャンプー剤を探してしまうことに………
初めの数日間は効果がありそうに思うのですが、そのうち皮脂の分泌はますますひどくなるのです。悪循環を繰り返し、次第に髪の毛は痩せ細り、気がつくと頭皮のトラブルに悩まされてしまいます。
つまり 洗浄力の強過ぎるシャンプー剤を使い続けると、頭皮トラブルの原因にいなるので絶対に使用してはいけません。
ちなみに、洗浄力の強いシャンプーで皮脂を取り過ぎた場合には髪の毛にも影響が出るため
- 髪がきしむ
- 髪に縮れる
などの状態にもなります。
安全な洗浄剤だと思われている『石鹸系シャンプー』
石鹸系シャンプーは、頭皮トラブルに悩む方たちの間で、なぜか安全なシャンプー剤だと思われているのですが、これは大きな誤解で、じつはあまり良くないシャンプー剤なんです。
というのも、石鹸は、動·植物性油脂と苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を主成分にした、アルカリ度が高く、洗浄力の非常に強いシャンプー剤なんです。
石鹸には、固形、粉末、液状のものがあり、この液状のものと粉末を加工したものが石鹸シャンプー剤なんですが、石鹸シャンプーはアルカリ度が高く、非常に強い洗浄力をなんです。
結果として強い洗を浄力を持ったシャンプー剤ですので、先ほどと同じ理由で頭皮には向いていないシャンプー剤です。
抵抗力を下げてしまう「殺菌効果のあるシャンプー」
殺菌効果のあるシャンプー剤を使い続けていると元々の抵抗力が弱まり、『深刻な頭皮トラブルを発生させてしまった』なんてこともあります。
地球上にはたくさんの微生物がいます。その中には、人に害を及ぼすものも多く、空気中には常にそれらの菌が浮遊していて、それらの菌を体内に入り込ませないために、私たちの身体は一枚の大きな皮膚で覆われており、頭皮を含めた皮膚に常在菌と呼ばれるたくさんの菌が生息し、皮膚についた雑菌を食べあなたの身体を護ってくれているのです。
これらの常在菌は、殺菌効果のあるシャンプー剤を使い続けると、徐々に働きを弱めてゆき、死滅してしまいます。
そして、抵抗力がなくなった頭皮には、雑菌が繁殖します。
つまり殺菌効果のあるシャンプー剤を使用し、大切な常在菌にまでダメージを与え てしまうと、頭皮はばい菌に対して無防備な状態になり、その結果、炎症が起きやすくなり頭皮に炎症が起きると、必然的にかゆみなどのトラブルの原因を返って生み出してしまいます。
世の中の誇大広告に惑わされないためにも
頭皮に適さないシャンプーの代表的なものをまとめてきましたが、これら全て一般的に「良いと思っていたシャンプー」だと思います。
このように、頭皮や髪の毛に良いとおもっていたシャンプーが実はかゆみの原因を生み出してしまっているシャンプーだった、ということが美容業界をはじめ美容商品には多くあります。
市販されているシャンプー剤のほとんどには、合成界面活性剤が入っています。汚れを落とすためにほんの少しの合成界面活性剤を入れればこと足りたりることで、安くシャンプー剤がつくれるからです
ちなみに、この合成界面活性剤は石油からつくられているものが多く、台所で使ってい る合成洗剤に使われているものと同じものです。
合成界面活性剤の強力な脱脂作用で皮脂を取りすぎてしまうと角質が乾燥し、フケが多く出たり、その異常を知らせるためにかゆみが出たりもします。
良い部分ばがり取り上げている『誇大広告』に惑わされず、正しい知識を持ってシャンプー選びをすることであなたが今抱えている悩みを解決することになるかもしれません。
頭皮の痒みはシャンプー選びで変わることも
頭皮のかゆみは、頭皮の異常を知らせるものです。人はかゆいとき爪でかいてしまいます。爪でかくとかゆみが一時的に治まりますが、それは、より強い刺激を与えることで脳がかゆみを忘れるからです。
しかし、いくらかいてもかゆみが治まらないと、血が出るまでかいてしまいます。そのため、皮膚がかさぶただらけになっている人を美容師をしているとたまに見かけます。
そのようなトラブルに一人でも巻き込まれないようにシャンプー剤の配合成分には注意して選ぶようにしましょう。
こちらで頭皮におすすめのシャンプー剤を紹介しておきますので参考にご覧ください。